カルマの法則から自分の行いを見つめなおしてみる
自分の生き方、人生、そこにはたくさんの出来事とたくさんの人とのつながりの積み重ねで出来ています。
時には自分を顧みることもとっても大切です。自分がしている行いが誰かを不幸にしているとしたら・・・。あなた自身は幸せだと言い切れますか？
日本語には「因果応報」という言葉があります。自分の行いが良くも悪くも巡り巡って返ってくるという思想は人の心の清さを保ち、良心を意識させることにもつながっているはずです。
カルマの法則って何？
スピリチュアルな視点ではカルマの法則という言葉があります。何も恐れることではなく、この世の中を秩序付けている一つの法則と言えます。見えない世界の、でも無視できない次元の法則はこの物質世界に常に影響を与えています。
自分の行いは善いも悪いもいつか返ってくるという法則。それは現世での行いに限らず、前世からのカルマや来世にもつながっています。
スピリチュアルを抜きにしてもとても大切な思想です。自分が行っていることが”悪”と言えるものならば、それはたとえ正当性が主張できそうな復讐であってもカルマになります。
人に傷つけられることがあっても、同じように人を傷つけようと策略してしまっては、悪いカルマはどんどん育っていきます。やられたらやり返すという思想は、大きな不幸を招くことになりますが、その痛みを体験し、知ることで魂の成長に貢献するカルマとして作用するでしょう。
自分しか知らなければ大丈夫。自分はしても相手にはわからないだろうは通用しません。カルマは常に私たちを取り巻く、宇宙の法則として存在しています。
お金もそうです。そのお金は誰かを不幸にして、手に入れたものであるならば必ず失います。少し乱暴な言い方になってしまいますが、世の中の9割のビジネスはグレーゾーンの法律に触れない合法的な詐欺と次元は同じです。ですから常に人は人の心で人生を歩んでいくために、資本主義、貨幣経済にもテコ入れが必要になってくる時代を迎えていますが、自ら思考することを放棄しては気づきは得られないことも忘れてはいけません。考えましょう、そして選択できることを変えていきましょう。
自分が周囲に与える影響を顧みない自己中心的な心は人間としては多くのカルマを背負った成長過程の下位の段階と言えます。カルマの法則は、人に人の心を取り戻させるためにあるとも言い換えられます。
自分の幸せと引き換えに誰かが不幸になっているとするならば、いつか自分が不幸になることになります。人は、どんな状況であれ、葛藤して悩んでも、自分だけでなく、誰もが不幸にならない方法を考えて生きていく努力ができる機会を与えられています。これは人間として生まれ、人間としての経験としてはとても貴重で尊い体験なのです。
そんなことは無理？いいえ、考えることができるはずです。必ず道はあります。その道を築くことを”放棄”してはもったいないということです。そうはいっても、じぶんが一番大切、自分中心の幸せを考えるのも人間として当然の権利。自己満足でもいいんです、自分の自分だけの人生ですから。でも、もし、誰かを不幸にしてしまう材料が見つかったら、そこは戦わずしてカルマの解消はありません。
自分ではわからないカルマを背負っていることも
今が、とても苦しい、不公平な世の中だと思いながら生きている人もいるでしょう。しかし、前世での行いを改め、人はまた学ぶべき課題を与えられて、この世に体験を求めて生まれてきます、しかしそんな記憶あるはずもないのです。でも、魂の本質は貪欲に成長したがっています。自我がそれを拒否しても魂が求めた体験をあなたは体験することになります。
それは魂が選んでプログラミングした人生です。自分が学びたいことを学ぶために、今のあなたの状況、境遇があることを意識することが大切です。
もちろん、それは難しいこともわかります。受け入れることが苦しいこともわかります。しかし、これを知っておかなければ、苦しいこと、辛いことからは何も学ぼうとする姿勢が得られません。経験は数で勝るのではありません、経験からどれだけのことを学ぼうとする意志があるかで経験は評価されるのです。
どんなに長く生きようと、何も学べなければ経験はただ、過ぎ去っていく事象にすぎません。
カルマはどうしたら解消できるの？
まずは、気づくことです。しかし、カルマを背負っている段階では人は気づかないものです。自分に返ってきたときにはじめて気づくのです。何が善で悪なのか、しっかりと自分の中で葛藤しながらも、日々の行いを見つめなおす必要があります。
もし、このカルマの法則を受け入れる心があるならば、あなたのカルマは一生を通して解消する道を歩んでいくでしょう。人生とはカルマのジグソーパズルとも言えます。
一言で表すならば、「お天道様に顔向けできる」生き方。これがカルマを解消する人生へと導きます。シンプルですが、その中には多くの尊い葛藤と体験のピースがあるでしょう。
