Linobase

自然とつながる

自家製堆肥と追肥で循環、そしてオーガニック。虫とも折り合いをつけながら。

自家製堆肥

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みなさん虫はお好きですか?私は…大好きです♪嘘です。

大嫌いというほどでもないけれど、ぎゃーぎゃ騒ぐほどでもなく、虫と出会えばドライに対応する系の人間です。

それでも、生理的に虫に対しては気持ち悪いというそれなりの感情を持ってますが、今はほどほどに慣れたような気がしています。(ゴキブリと毛むくじゃらの毛虫だけは、それはもう恐怖におののくのですけど!!)

ベランダ菜園程度で出会う虫は優しい方で、本当の意味で虫と対峙する人生はきっとこれからなのでしょう。大げさ?

我が家のベランダガーデンは、完全オーガニック。有機肥料&無化学農薬です。これだけはどうしてもこだわりたくて、実践しています。

それなりに虫との出会いは多々あり、アブラムシやヨトウムシ、グンバイ虫、アカダニ、クモ、カメムシ、コバエ程度の一般的な虫ならば、そんなに気にならなくなっています。人間の適応する力ってすごいですね。手で取るのも全然OKになってます。(クモとカメムシは素手はちと抵抗あるんですが)

ベランダガーデンを始めた頃とは断然に別人間になってます、私。

とまぁ、虫は自然の生態系の中で重要な役割を果たしているので仕方のないことと折り合いをつけることも必要で、無農薬であればなおのこと、虫との付き合いは必須です。

生態系のバランスをうまく作り出すことができると、益虫や鳥などによって虫は許容範囲内に収まりますが、特にベランダとなると自然の生態系を作り出すのは難しいので、人の手で地道に対策をするというのが必要です。

対策と言っても、規模も小さいので大した手間はありません。よく観察する時間を持ち、触れあう機会をたくさん作るということ。見つけたら捕る、食害にあう前に収穫するとか、その程度です。肥料も最小限に抑えるということもとても重要ですね。

肥え過ぎれば病気になりやすくなるのは植物も同じです。


こういった感じで、自然と触れ合うのがライフワーク化しているという状態なので私にとって負担に感じていることは特段ありません。

あれば心強い木酢液とニームオイル

あとは、無農薬を実践する上で、私のベランダガーデンではニームオイル木酢液などの自然由来のものなら環境に対する負荷は小さいと思うので、定期的に活用しています。

いわゆる化学農薬に比べれば効果はとても緩やかなものですが、だからこそ安心とも言えます。

他にも食品を自然農薬の代替とする方法もありますが、まぁ規模が小さいので、そこまでの対策もないのですが、方法はいろいろとあるので知っておくと対応できますよね。

参考エントリー


余談ですが、害虫というほどに、びっしりと食害される状態というのは、その植物が不自然な状態で栽培されているということを自然が教えているんだそう。だからこそ、工業的な農業というのは化学農薬を使って害虫対策をしているのが現状ですが、これが大きな環境問題につながっているのは周知のとおりですね…。


有機栽培で工業的な大量生産を目指そうとすると、大きな手間がかかってしまうので、オーガニック野菜はコストがかかってしまうんですよね。有機栽培で安い野菜を作るためには生態系を生かすことが必要なのですが、日本では特にそれが確立されていないのが現状のようです。

なので価格は高いし、商業的な延長上で考えても、結局は本質的な解決はありえないのである意味で不毛です。ビジネスと農の相性はベストな関係にはないのです。

昔の日本ってどうだったんだろう…。そもそも工業型農業という概念自体に無理があるのかもですねぇ。これは私の個人的な思いなんですが、経済事情に関係なく一人ひとりが小さな自然菜園を持てるような制度ができたらいいのになーなんて昔から思ったりしてます。非現実的なんですけどね。

夢物語も甚だしいけれど、将来的に何らかの形で断片的には実現しないかな?お前がやれって?一緒にやります?

話が脱線したので戻します(‘ω’)


肥料は有機肥料を使っていますが、自家製の生ゴミたい肥も活用しています。

混ぜ混ぜ切り返し中の堆肥

元肥としてはもちろん、しっかりと腐熟したものは追肥としても利用しています。

自家製堆肥を追肥としても活用

関連エントリー

循環させることで、生ごみの削減と有機肥料(堆肥)を同時に得ることができますし、土のリサイクルや、コストを大きくかけずに栽培を楽しむことができています。

ベランダでどこまでやるのかっていうのは個人的なモチベーションによって全然違ってくると思いますが、私は今のところ、自家製堆肥づくりをベランダで何とかやっています。

通気性を考えたセルフのコンポスター(作り方の参考エントリー


でもですね、特に堆肥を作成途中に発生するのがコバエなんです。冬は発生しませんが、暖かくなってくると、どんなに気を付けていても多少は発生してしまうものです。コンポスターの構造にもよるんですけどね。

でも、ある程度は折り合いをつけながら対策しながらたい肥作りしてます。コバエって腐熟が進んでいない有機物が多い場所にピンポイントで発生するので、分解に一役買っているんだろうなーと生態系の奥深さを感じたりもしてます。ポジティブにね(笑)

あまりに気になる場合は、ニームオイルの使用や、くんたんやピートモスを多く投入したり、日が当たる場所にコンポスターを移動させると、コバエは一時的に落ち着きます。

5~6月あたりを乗り切って夏になると、コバエは見なくなります。暑さと日差しには弱いんですよね。


ニームスプレーをシュシュっとね


また、腐熟が進んでくるとコバエも発生しなくなるので、追肥として使用しても根に負担をかけません。

半年くらいしっかりと腐熟させた生ゴミたい肥

現在進行形で堆肥化しているものは来年に使うことになると思います。今、使っている自家製堆肥は去年に仕込んでいたものなので熟成は十分です。

生ごみをたい肥化して、植物の栽培に活用する、そして収穫して食べるというサイクルがコストも最小限に、こんな小さな環境でも実現できていることが嬉しくもあり、楽しくもあり、勉強にもなり、環境や自然に対する意識や探求心を刺激されている今日この頃です。

都市型の生活を送っている現在ですが、それでも特に大きな問題もなくベランダガーデンができています。虫にも出会いながら植物の様子に一喜一憂しながら 、楽しく癒されています。