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ストレスを感じたら、ストレスを味方につければいい。

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毎日の生活、そして人生の中で避けては通れないストレス。どんなに避けようとしてもそれは不可能に近いものです。なぜなら、ストレスを感じるということは生きているということの証だからです。

ですが、ストレスに飲み込まれないためにも、ストレスと向き合って、どうせなら活かしてしまおうという心構えを持てれば、ストレスを自分の成長剤にさえ昇華させることができます。

 

ストレスと向き合ってストレスを攻略する

人間関係のストレス、仕事のストレス、自己成長においてのストレス、ストレスにもいろいろなストレスがあります。

ストレスは嫌なものです。できれば感じたくないと思うでしょう。それは一種の防衛反応でもあるので当然です。

ストレスが慢性的になれば、体や心のあちこちに弊害をもたらし、時には病に蝕まれてしまうこともあるかもしれません。実際、医学的にストレスは免疫力の低下や消化器系の病、心身症や鬱病などに密接に関わっていることは事実です。

でも、なぜそこまで自分を痛めつけてしまう結果になってしまうのかは、ストレスをネガティブなエネルギーとして”だけ”受け取ってしまっているからです。

そもそも、ストレスは全くなければ万々歳というわけでもないのです。なんのストレスも感じない日々は、惰性を生み、やる気を奪い、終いには自殺願望へと発達してしまうことすらあるのです。

ストレスは生きる上で適度に必要なもので、人生に課題を生み出し、意欲や生きる喜びを芽生えさせて享受するための影の側面も司っているということを忘れてはいけません。

このことからもストレスを感じた時に内省し、思い出すことができればストレスと対等に対峙できるのではないしょうか。そう、今感じたストレスを能動的に客観的に見つめてしまうことで、ただ見えないストレスに攻撃されている自分の心を守ることができます。

「今の自分、めちゃくちゃ辛いわ~アハハ」なんて皮肉な笑いを心の中で、自分に向けられたらしめたものです。

ストレスにも受動的なストレスと、能動的なストレスがあると言っていいでしょう。受動的なストレスは、そのまま苦痛を感じて苦痛に対して自分の心が見えなくなっている状態。能動的なストレスは、苦痛を感じた時にその苦痛を一旦、俯瞰して見つめることができている状態のこと。

さらに言えば、自分自身の成長のためにあえて出した課題に対してのストレスも能動的なストレスと言えるでしょう。

これはストレスというエネルギーを”ネガティブ”なものから、”ニュートラル”な状態にしています。ストレスに飲み込まれていないのです。

「ストレス」という言葉は、フランス語の古い言葉を探っていくと、「奮闘」「努力」という意味を持っていると言われています。ストレスというのは、人に時に進む力をくれるエネルギーにさえなり得るのです。そう考えたら、ただただストレスに消耗されていくだけの日々から卒業して、自分自身の心を客観的に見つめて守ってあげることができるのではないでしょうか。

それは能動的に自己成長にも貢献してくれるでしょう。

ストレスをただのストレスではなく、エネルギーに変換しよう。

ストレスは、人生をポジティブに生きるための刺激にもなります。

ストレスというネガティブなエネルギーに飲み込まれずに、それをポジティブなエネルギーに変化して利用しましょう。

ストレスを客観的に見つめてニュートラルな状態にできたら、今度はやる気に変換してしまいましょう。その苦痛を解消したり、その課題をいつまでも先延ばしにしたくないという思いに置換するのです。それはもう、ストレスに潜むネガティブなエネルギーをポジティブなエネルギーに変換していることになります。

やがて幸せになるための自由を掴むために、行動するエネルギーとして蓄積されていきます。

そもそもストレスは、ただストレスとして無駄で無意味な状態で生まれるわけではないのです。自分にとってプラスになるエネルギーに変換できれば、ストレスを味方につけたも同然です。

ストレス解消を効果的に行うには、「ストレスと前向きに付き合っていく」という心構えが大事なポイントです。

ストレスにただ、無謀に体当たりして傷つくのではなく、ストレスを噛み砕いて、味わってストレスを材料にその先の営みを作っていくために利用することで、いつのまにかストレスが解消されていることに気づくでしょう。

その繰り返しが人生の営みのひとつです。ストレス解消と言う名目で音楽を聞いたり、旅行をしたり、その他いろいろな癒やしの業に身を委ねるのも、もちろんストレス解消になります。時には逃げることも必要です。逃げるということは自分を守っているというポジティブで能動的な方法の一つですから。

繰り返しになりますが、ストレスの本質的な解消は「課題」に置換し、「やる気」に昇華していくことです。それは、エネルギーをリサイクルして、リメイクしているということなのでお得感満載です。この心構えさえもお守りになるはずです。

最大のストレスは人間関係のストレスと言っても過言ではない。

家族や恋人、友人、他人、どんな間柄でも、常に良好な関係を維持できるわけではないのが人間社会えであり、私達の世界。裏切られたり、理解されなかったり、足を引っ張られたり・・・傷つくこともきっといろいろあるでしょう。

そんなストレスが慢性的になると人は孤独を生きようとしてしまいます。一時的な避難場所として一人になることは大切なことですが、孤独に逃げ込んでしまうことは避けなければなりません。それが慢性的な状態になってしまってはストレスを解消するどころか気づかないストレスに蝕まれてしまうことすらあるのです。そして、成長という観点からも停滞してしまいます。

一人で生きて幸せを感じられないとは言うつもりはありませんが、人の幸せは人の中で、何倍にも何十倍にも花開きます。人生を豊かにするのは人と関わってこそです。

もちろん、一人の時間は孤独力を育て、内省する力も養われます。それらの力は人や社会の中で感じる幸せをより深く味わうことができるようになります。深く悲しんで深く傷ついたのですから、あなたは何十倍もの幸せを手に入れる可能性が誰よりも高いのです。

そんなふうに自分を前向きに見つめられたとき、ストレスから生まれた孤独をポジティブなエネルギーに昇華できた瞬間です。

一人を楽しめるなら、二人ならもっと楽しい。一人で幸せなら、二人ならもっと幸せ。

だからこそ、一人をある程度満喫して、エネルギーの変換と充電が完了したら、積極的に人と関わっていくようにしましょう。