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自然とつながる

相手の緊張感を解きほぐし、心の距離を小さくするにはカタルシス効果を与えられる人になればいい

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相手の緊張を解きほぐす心理的な効果を促すことにつながるの方法の一つとして、嫌いなものや、嫌いな場所、嫌いな食べ物、嫌いなタイプなど、好きとは反対の質問をして、話を引き出し、聞き役になることです。

質問に対してなぜ?と問いかけ理由を聞き出しましょう

重要なことは、相手が嫌だなと思う経験を聞いて、さらになぜ?という問いかけを基本スタンスとすることが大切なポイントです。

嫌いなものやことなので、過去にトラウマ、苦痛、恐怖、悲しみなど、ネガティブな感情を伴っている場合がほとんどで、本質的な回答を引き出すことにもつながり、よりパーソナルな話にいざなわれていくことが期待できます。それは深いコミュニケーションの入り口にもなるので、打ちとけやすい心理状態を生みます。

さらに、なぜ?との問いかけを重ねるうちに、嫌いな理由は様々でしょうが、そこに至った経緯を相手は説明することになります、そのプロセスに置いて、無意識のうちに癒される効果があるのです。

ネガティブな記憶や感情を整理して話すことで、心をすっきりさせてくれるカタルシス効果

嫌だなと思うように至った経緯を話していると、根本的な原因を頭の中で整理し、心の中に溜まっていたものや詰まっていたものを吐き出し、ストレス発散にもつながります。

相手との関係性や状況によって、もちろん内容の重みは違うでしょうが、本質は心の整理ができるという点です。

嫌な記憶でさえも、整理して言葉にしていくうちに心に平安とゆとりが生まれ始めます。ネガティブな感情を吐き出すことができ、話をすることで、なんだかすっきりしたと感じた事はあるはずです。

これをカタルシス効果と呼んでいます。浄化作用のことです。

その効果と共に、自分に興味を持ってくれているんだと感じさせるので、心地よいフィーリングと相手の印象を重ね、距離を縮めてくれるのです。

この人と話すとなんだか心地よいな・・・と感じてもらえるということです。

悩んだり苦しかったりしている人が身近にいるとき、とにかく話を聞いてあげたいと感じるでしょう。その気持ちが思い出され、カタルシス効果と重なって聞いてくれている人に対して好意的な心理状態になります。

嫌だった経験を聞いてくれたということがあなたに対して、心の壁を取り払い、包容力を感じさせることにもつながるというわけです。

聞き役に徹して多くを語らないようにしましょう

ポイントは聞き役に徹すること、なぜそうなったのかを考えさせたり議論に向かわせるような話の方向付けをしてしまうと、距離が出来てしまい、なんだか話したくないな・・・という感情を芽生えさせてしまうことがあるので気をつけましょう。

相槌を打ちながら、気持ちを共有しようとする姿勢を持つことが大切です。自分の意見を出すことは逆効果になる場合があります。

多くの時間を相手に提供し、聞き役に徹することで、自分のことを認めてもらえた、という感覚や、興味を持ってもらえているんだ、という喜びが芽生え、さらに心を開きやすくなり距離を小さく感じさせてくれます。