Linobase

自然とつながる

牽制し合うことによって平和を維持するという次元の世界がなんとも心地悪い。

記事内に商品のプロモーションが含まれる場合があります。

これは理想です。ものすごいツッコミリンチされると思うから言っておきますけど。

 

平和、誰もが幸福で豊かな世界をつくる方法は心のレベルをあげていくことでしかないんだけれど、いろんなフェーズの人たちが生きている世界なので今日明日から達成されるわけでもない。

 

そんなわけで、今の世界は核武装とか、権力の強さとか、経済のつながりによってとか、それらをお互いに持つことで戦争の抑止力として平和を維持するという現実で形成されていますが、このレベルが私にはなんとも居心地の悪い世界だなと感じる今日この頃。いや昔から。

 

だって、そんなの平和の本質とは程遠いから。

 

現実問題としてこれだけ混沌とした世界で膿み出しが行われつつあるわけなので、その理論はもちろん知識というか仕組みとしてはわかるんだけれど、気持ち的にはあんぽんたんなわけです、私には。

 

いや単純に、「自由や文化や人権や人間性、土地、財産(他多数)を侵害するのは人間最大の罪である」という当たり前のフェーズにはいけないものか。

 

「お互いに武装することは苦肉の策で、本当は日本国憲法9条の精神を世界に広めていくことで平和を維持することと、戦争という概念を捨て去り、純粋に誰も取りこぼさずに幸福な世界を追及する。」

 

(憲法9条は日本にしかないけれど。)

 

という理想が頭の片隅や意識の隅にこれっぽっちもなく、本当にお互いを牽制し合うことこそが平和維持だと思っているなら、もう話にはならないわけです。いつでも武器を捨てるつもりで武器を持つというくらいには思っているんだろうか、世界は。どうなんでしょう。

 

意識を高い理想のベクトルに向けて、現実と葛藤する、矛盾を生きているという客観性を持ちながら俯瞰することはとても大切ですよね。でも、もしみんながこの理想をイメージできるとするなら、たぶん抑止力とか牽制し合うという発想すらないはずなので私のような人間はマイノリティであるのが現実なんですよね。

 

ものすごい単純なことなんだけれど、どうもそういう意識レベルの世界にはまだ遠いのかな。その辺の日常でもやっぱり牽制し合っているものね。

 

最初から戦争という概念を持たずに発展進化した惑星の話を聞いたことがあります。確か「アミ・小さな宇宙人」という本の中だったかな。2巻か3巻か忘れたけれど。

アミ小さな宇宙人 (徳間文庫)

アミ小さな宇宙人 (徳間文庫)

エンリケ・バリオス
Amazonの情報を掲載しています

この話をフィクションと捉えるかノンフィクションと捉えるかは人それぞれですけど、エッセンスとしてはとても私の意識を納得させてくれる話だったので嬉しくなった記憶があります。嬉しいというか安心した感じかな。その惑星に転生したいとすら思いましたよ。”当たり前”をやっている世界があるんだなって思って。

 

でも、「そんな惑星なら簡単に支配できるだろう、ウヒヒ」という意識レベルの人間が地球には多いんですよねぇ、きっと。溜息。

 

だから牽制し合うんでしょうから。

 

いいじゃない、お互いに何者でもなくただのまっさらな対等な人間で上も下もなく違うのは立場だけ。だから偉そうにする資格もなければ、へりくだる必要もない。ただ丁寧、大切に、思いやり合う。ただそれだけでめぐる世界。

 

理想。合掌。戯言でした。イメージは大切ですから書き留めておきました( ..)φメモメモ