植物を育てるためのヒントや方法の備忘録。

植物の種類に応じた培養土の特徴と配合の参考例。

 

それぞれの植物の種類に適した培養土も市販されているので、そちらを使用するのも便利なのですが、植物の種類に応じた土の特徴を知っておくと自分で臨機応変に土づくりを行うことができます。

 

また、それぞれの種類の基本用土や改良用土を用意しておいて、その都度作る方がコストパフォーマンスに優れることもあります。

 

ここに記されていることは基本となる”目安”でそれぞれの植物をさらに細かく分類していけば、さらに適した用土は変わります。コンテナやプランター栽培における用土の配合例として活用してください。シンプルな配合を基本にして、慣れてきたら様々な用土の性質を利用してオリジナルの培養土作りに挑戦しましょう。

 

こちらのエントリーと合わせて確認してみてください。

土は植物が育つための最も基本的な部分。最近はそれぞれの植物に最適化された培養土が流通するようになっています。 それでも、知識として知っていれば応用もきき、なおかつ効率よく土を用意することもできま

 

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INDEX

 

コンテナ栽培における土の配合の基本

コンテナで植物を育てる場合に、重視したい要素は排水性と通気性です。多くの培養土はこの点が考慮されて配合されています。排水性と通気性を良くする基本用土(赤玉土など)に、保水性と保肥性を良くする改良用土(腐葉土など)を40 %~50%程度の割合で配合すれば、ほとんどの草花に対応できる最も基本的な培養土となります。腐葉土は通気性を確保しながら適度な保水性や保肥性も期待できる最も用いられる改良用土の一つです。

配合例

赤玉土6:腐葉土4

 

赤玉土5:腐葉土3:バーミキュライト2

 

赤玉土5:腐葉土3:ピートモス2

 

※ピートモスは酸度調整済みのもの使うか、苦土石灰を少量加えると酸度調整できます。

 

ハーブ栽培に適した土の配合例

赤玉土に、ピートモスor腐葉土を加えバーミキュライトやパーライトで調整します。酸性土壌を嫌うものが多いので、苦土石灰を少々加えて酸度調整をします。

 

配合例

赤玉土3:ピートモス4:バーミキュライト2:パーライト1 苦土石灰少量

 

赤玉土4:腐葉土4:バーミキュライト2 苦土石灰少量

 

野菜や花の栽培に適した土の配合例

赤玉土をベースに、腐葉土を加えてバーミキュライトやパーライトなど、軽くする改良用土を配合すると良いです。野菜など養分を多く必要になるものは腐熟した堆肥を加えておきます。また、黒土を基本用土にすると保肥性が高まりより、野菜の栽培に適した用土になると言えます。

配合例

赤玉土4:腐葉土4:バーミキュライト1:パーライト1

 

赤玉土5:腐葉土3:堆肥2

 

黒土4:腐葉土2:堆肥2:赤玉土2

 

赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1

 

※比較的草丈が高く育つ植物は重めの基本用土(赤玉土など)を多めに加えて、株が安定しやすいようにします。

 

観葉植物に適した土の配合例

赤玉土をベースにピートモスやバーミキュライトを配合すると良いです。特に室内の場合は、無菌であるピートモスやバーミキュライトは重宝します。さらに水はけが悪くなりがちな室内においてはゼオライトやケイ酸塩白土を少量加えて根腐れを防止する効果を高めておきましょう。排水性をより高めることを意識した配合にするとよいです。

 

配合例

赤玉土5:ピートモス5 ケイ酸塩白土orゼオライトなど少量

 

赤玉土4:ピートモス3:バーミキュライト3 ケイ酸塩白土orゼオライトなど少量

 

赤玉土6:ピートモス3:バーミキュライト1 ケイ酸塩白土orゼオライトなど少量

 

※大きく育ってきたり、大型の観葉植物には基本用土(赤玉土など)を多めに配合します。

 

多肉植物・サボテンに適した土の配合例

容器内に水分が留まっている状態を嫌う植物なので、排水性と通気性が特に重要な要素です。粘土質の用土は避け、川砂、軽石(小粒)、根腐れ防止剤(ケイ酸塩白土やゼオライト、活性炭)などを配合させます。バーミキュライト、赤玉土や鹿沼土も代用できる用土と言えます。軽石(小粒)の単用もできます(特に湿気が多い場所や日陰など)。

 

配合例

軽石1:川砂1 根腐れ防止剤少量

 

軽石4:バーミキュライト4;川砂2 根腐れ防止剤少量

 

赤玉土(小粒)4:川砂4:腐葉土2 根腐れ防止剤少量

 

 

※川砂には保肥性と保水性がないので単用は避けます。

※乾きやすい屋外の場合は腐葉土を少量加えるのも良いでしょう。

 

山野草に適した土の配合例

それぞれ小粒の軽石、赤玉土、桐生砂(富士砂)をミックスさせるとバランスが良い培養土になります。根腐れ防止剤(ゼオライトや活性炭)などを加えるとさらに良いです。軽石(小粒)単体でも培養土として使うことができます。また、鹿沼土(小粒)も代用できます。

 

配合例

軽石1:赤玉土1:桐生砂1 根腐れ防止剤少量

 

軽石4:赤玉土4:鹿沼土2 根腐れ防止剤少量

 

赤玉土5:桐生砂3:鹿沼土2 根腐れ防止剤少量

 

※鹿沼土や赤玉土などは特にふるいにかけて微粉を取り除いた方が良いです。

 

プランターの種類や置く場所で工夫したい配合のポイント

上記で目安となる土を記してきましたが、もう一つ意識しておくと良いことがあります。

植物の栽培において、水持ちと水はけのバランスがとても大切であることは記したとおりですが、水持ち、水はけの度合いは鉢やプランターの種類や大きさ、配置場所でも変わるということです。

 

 

具体的に言えば、プランターは大きい方が水持ちはよく、小さければ水はけが早くなります。素焼き鉢も水はけは早く、プラスティックプランターは通気性がないので水はけが遅くなりがちです。

 

部屋で栽培を楽しむ場合(観葉植物など)は特に水がはける(乾く)のも遅くなります。

 

屋外で、日光が煌々と当たる場所ならば水は乾きやすくなるし、日陰になる時間が長い場所ならば、水はけも遅いのです。

水持ちと水はけのバランスは様々な条件によって変化することを意識しながら土づくりを行うとさらに植物にとって適切な環境を用意してあげることができるようになります。

 

水はけをよくする用土を多めに配合するのか、水持ちをよくする用土を多めに配合するのかなど、臨機応変に自分なりに配合率を変えて土づくりを行っていきたいものです。

 

最後に

一般的な花や野菜、ハーブ類なら基本的な用土(例:赤玉土と腐葉土6:4の割合で配合)で、ほとんどの場合はとりあえずの培養土にはなります。

 

少し乱暴な言い方になってしまいますが、どんな土で育ててもたいていの植物は育つでしょう。生育に差は出てたとしてもいきなり枯れてしまうことなんてまずないと言えます。

ただ、適した土というのは栽培経験が積み重ねられて培われてきたものなので、その知識を活用した方が植物の生育が安定的なものになるのも確かです。

 

自分なりの知恵に結びつけていくための最初の基礎知識でもあります。さらにポイントを押さえておけば、その都度臨機応変に土づくりもできます。

 

また、栽培する植物の種類が増えると使う土も増えます。使用する土が増えると土の再利用をしたいと考えることもあります。そんな時、スムーズに応用が利きます。特にエコな営みを考えた場合、リサイクルという選択肢は上位に来るのではないでしょうか。

参考:

栽培の終わった土や1年~2年植物を育てた土は養分もなく、粒も細かくなって、排水性も悪くなってしまっています。雑菌や虫や古い根、ゴミなども混入しているのでそのまま新しい苗を植え付けても健全には育ちま

 

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