植物を育てるためのヒントや方法の備忘録。

自家製コンポスト(堆肥)の熟成期間と使用する際の土の配合とポイント

自家製コンポスト(堆肥)の熟成期間と使用する際の土の配合とポイント

自家製のコンポストをガーデニングに活用しようと思う場合、すぐに使ってしまうと植物の根を傷めてしまうことがあります。そのため熟成の期間や土に配合する場合のポイントを記しています。

堆肥の熟成期間

しっかりと放置期間を得ると、より細かく分解されて熟成し、乾燥させれば堆肥入りの培養土として保存も可能になります。この熟成期間の目安が難しいところなのですが、長く熟成させればさせるほどよいです。

 

目安としては、コンポスターがいっぱいになったら、10日程度は毎日切り返して適度に湿らせながら分解を促進させ、ある程度の分解が終わったら、2週間~1ヶ月程度熟成期間をとるのが良いです。

 

コンテナ栽培でそのまま培養土としてすぐに使ったり、土に混ぜ込んで土壌改良&元肥として使うには最低でも2週間~3週間は放置したほうが良いと思います。畑や庭に撒く場合は、ある程度熟成が甘くてもなんとかなりますが、その場合は混ぜ込まずに土の表面に撒くようにします。

 

秋口からなら、冬の間はじっくりと熟成させることになります。冬は分解がほとんど進まないので気長に行いましょう。すぐにコンポスターがいっぱいになってしまうのも冬。コンポスターを増やしたり工夫して乗り切ります。

 

頃合いを見て袋に移したり、培養土に混ぜ込んだり、畑にまいたり、カラカラに乾燥させて保存したりしながら循環を作っていきます。この辺りは個人差があるので、自分なりのサイクルを確立していってください。

関連ページ

露地栽培ももちろんですが、植物をコンテナ(プランターや鉢)で育てるとなると、土の栄養分もなくなっていくので何かしら栄養分や微生物を活性化させる施しがいずれ必要になってくるのは必須だと思います。

出来上がった堆肥を使用する際のポイント。

ベランダで植物を育てている場合は土の処理に困ることがあります。土がどんどん増えていくのも困りものですので、古い土の再生と一緒に堆肥作りを行って、できる限り再利用ができるようにするとストレスも軽減されると思います。

 

関連ページ

液肥も取り出せるボカシ和えでたい肥化する方法
生ごみを発酵させてから、土に混ぜて堆肥化させる方法です。 最終工程では土に混ぜて分解を促し熟成を図るという点で、土壌混合法(一般的なコンポストのやり方)と同じですが、 https://essenc

1年草のハーブや野菜、花などは相性がいいと感じています。多年草や宿根草の植え替え時にも栄養たっぷりの堆肥を加えて土壌改良をしましょう。出来上がった堆肥と再生土を1:3くらいの目安で使うと効果的です。

 

古い土を基材として堆肥化した場合、そのまま栽培用土として使うなら1か月は様子を見ましょう。生ごみが土に残っている状態だと根腐れを起こすことがあります。

 

黒土やピートモスを基材とした純粋な堆肥の場合は赤玉土などの基本用土を加えて使用します。また、しっかり熟成されたものは追肥としても使うことができます。オーガニック栽培にどんどん活用できますね。

 

※割合は堆肥4に対して基本用土6が目安。なので参考としては、堆肥4:赤玉(or鹿沼土)3:腐葉土3など。

※未熟な堆肥は根腐れを起こすことがあります。よく熟成された堆肥は黒々としているので目安にしてください。夏場は比較的早めに熟成しますが、冬場は3 か月以上熟成させないと分解しません。

 

堆肥を使うメリット

結論を先に言うと、「堆肥」は土壌改良材として使われ、「肥料」は植物の成長促進のために使われる成分そのものというのが一般的な定義とされています。が、有機堆肥はやがて、土壌の中で植物が吸収しやすい栄養分(無機物)に分解されていくので、有機肥料と同定義で語られることもあります。ただ、堆肥を使用する目的は土壌改良としての割合が大きいということです。

 

化成肥料の場合は、無機物で構成された完全に栄養として吸収される成分(チッソ、リン、カリウムなど)を合成して作られているので堆肥とは完全に違うものになります。

 

無機物(化成肥料)だけを与えていても土は理想的な状態には変化していきません。そこで、活躍するのが有機堆肥。

土は腐植質を多く含んでいると団粒構造という植物が生育するのに適した理想的な土の状態になっていきます。この状態を作り出す手助けをしてくれるのが堆肥になります。また、土には多くの微生物が共生していて、解明されていないメカニズムも存在しているので、この状態を科学の側面から人工的に作り出すことの方が難しいと言えます。水耕栽培などは科学的な側面からのアプローチが積極的に行われています。