植物を育てるためのヒントや方法の備忘録。

ベビーリーフを育てる。育て方の基本を知りたい。

 

ベビーリーフとは、いろいろな野菜の若葉を総称した名前です。赤ちゃん野菜たちですね。発芽後30日のものが目安で、5cm~10cmのものを収穫していきます。大株に育てたものより葉が柔らかく歯ざわりも優しい。苦みが少ないのでサラダとして楽しむのに相性抜群です。

 

春から秋まで収穫できますし、大きな鉢や手間のかかる環境も最小限にできるので工夫次第では一年中楽しめたりもします。

 

日本でも昔から、「つまみ菜」という名称で楽しまれてきた背景があります。すでに歴史的にも多くの人が慣れ親しんでいたものです。

 

特に現代では健康志向の高まりから、多くのベビーリーフが改めて注目されています。植物との営みにベビーリーフを育てるひと時を加えるとより毎日に活気が出てくるし、マンションなどで野菜の栽培を楽しみたいけれどあまり大掛かりなことはできない…と億劫になってしまう場合でも道具も土も最小限で省スペースでできます。

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ベビーリーフにはどんな野菜が適しているんだろう?

フランスではムスクラン(7種混合)、イタリアでは「ミスティカンツァ(混ぜ合わせ)などと呼ばれます。これらがベビーリーフの基本に置かれているものです。

ムスクランとして出回っている種は、彩のバランスや歯触りの相性、味などにこだわって合わせられたものなのでおススメです。

 

特に野菜の品種は決められているわけではなく、レタス、ルッコラ、バジル、チコリ、ケール、マスタードなどをミックスさせた西欧系のベビーリーフや、オリエンタルミックスと呼ばれる、小松菜、サラダ菜、からし菜、水菜、春菊、コリアンダーなど東洋系のものも楽しめます。

 

余った野菜の種を独自にミックスして、オリジナルのベビーリーフを育てるのも面白く新しい発見があります。厳格なルールもないので好みで取り入れることができ、気軽なのも嬉しいです。

 

成長した葉よりも発芽から間もない幼葉は栄養が凝縮されています。手頃に栽培出来るので、食卓も華やぎます。サラダを手軽に食べられて、サンドイッチにも。生のままでさっと食べるのが一番贅沢な味わい方かもしれません。

 

 一般的な栽培方法

一般的な基本の栽培方法を記載するので参考にしてみてください。

準備するもの

用意するもの

  • 好みの葉野菜やハーブなどの種子(有機種子がおススメ)。
  • 土(市販の野菜用に混合されたものでOK)。※肥料が含まれた培養土
  • プランター(木箱の底に穴を空けたりして工夫するのもおしゃれ)。
  • 鉢底ネット(土が流れるのを防ぐため)。
  • 肥料 (植物性肥料が肥料焼けを起こしにくいのでおススメ)。※追肥用
  • 必要であれば名札など。他にも霧吹き、スコップ、不織布などの園芸ツール。

 

種の種類

※参考:ちなみに種子はムスクラン、ルッコラ、スイスチャード(アイデアル)、水菜の4つをセレクトしました。長方形のプランターにはムスクランを蒔きました。

 

その1

プランターの底にカットした鉢底ネットを敷いて穴を塞ぎます。さらにプランターの上部に2cmくらいの余裕をもって土を入れ、平らにならします。この時先に水を与えて土を湿らせておきます。※元肥はしっかりと(市販の培養土なら元肥は含まれています)。

その2

種と種の間は一cmくらいを意識してばらまきします。長方形のプランターの場合は筋蒔きにして重ならないように意識して蒔きます。重なってしまっても後で間引くので神経質にならずに。土は軽めにかけます。最後に霧吹きで水を施し、なじませます。※参考:小さいプランターの場合、写真のように赤い丸の部分にパラパラと数粒をワンセットで、蒔くと良いと思います。

 

その3の1

日光が良く当たるところに置いて、発芽を待ちます。

野菜の種類にもよりますが、一週間から10日で発芽します。それまで、乾燥しないように気を付けます。特に気温の高い時期は乾燥しやすいので小まめにチェック。早いものだと一晩で発芽するものもありますよ。

生長を見守りながら葉が開いたところで間引きをしますが、ベビーリーフとしてなので、すかすかに間引かずにお互いの新芽が触れそうで触れないくらいの感覚で間引きましょう。水やりは表面が乾いたらたっぷり。発芽して成長し出してからは、湿り気が多すぎると立ち枯れや根腐れが起きやすいので、あげすぎに注意。メリハリをつけましょう。

収穫は10cm程になった頃から。中心の小さな新芽は残して外側から収穫します。一度に収穫せずに葉を残しながら摘み取ると何度か収穫を楽しめます。ベビーリーフとしてなら元肥だけで充分ですが、長く栽培したい場合や大株に育てたい場合は追肥を施します。大株に育てる場合は間引きも忘れずに。

 

新鮮なベビーリーフをたくさん収穫できました。

 

害虫対策や防寒対策も意識しておくと安心

特にベビーリーフは生で食べたい場合が多いので農薬は使わずに害虫から守る対策は必要です。そこで重宝するのが不織布です。園芸用に流通しています。織らずに繊維を繋ぎ合わせた布で保温効果もありながら通気性もあります。プランターを覆っておけば害虫対策や防寒対策になります。これを園芸用語ではベタ掛けと言います。周囲に土をかぶせれば裾からの害虫の侵入を防ぐこともできるし、空気もきちんと通すので害虫の多い梅雨時期などは特に重宝します。風通しを確保しつつ害虫をシャットアウトできるわけです。気持ちよく食卓に並べるためにも、とくに屋外に置く場合は意識しておくといいです。

 

収穫したベビーリーフの保存方法

水を張った大きめの容器にベビーリーフを入れて水分をよく吸わせます。さらにキッチンペーパーやガーゼに包んで、ジッパー付きの保存袋にいれて、野菜室で保存すれば鮮度をある程度保つことができます。

 

栽培のポイント

ベビーリーフは、一種類ごとに単体で育てれば一つひとつの植物と向き合える栽培ができます。ベビーリーフとして育てながら、大株にしたいものは途中で別の鉢に定植したり、そのまま大株に成長させたりすることもできるので、育苗として位置づけても効率がいいです。

 

 

逆に単体ではなく混合して育てれば、成長過程のビジュアルも彩り豊かで楽しく、食べたときも深い味わいになります。本来のベビーリーフとしての醍醐味をより感じられます。

 

自分なりの育て方を見つけてみましょう。インテリアグリーンとしてや、ハーブ系のベビーリーフなら香りも楽しめるので一石二鳥です。

 

種はばら蒔きが一番簡単なのですが、バランスよく小さな穴を四つぐらいあけて、そこに5~6粒をばら蒔きすると生長効率がいいです。多くを蒔きすぎないようにするのもコツです。(小さなプランターの場合は特に)

 

例えばアイデアル(スイスチャード)等は種が大きいので、小さな直径10cmくらいのプランターなら、2~3粒くらいを3か所、6~9粒くらい。そんな感じで控えめに蒔くのがポイントです。プランターの大きさに適宜合わせて蒔くとうまくいきます。

 

一気にばら蒔くと、種が重なって芽が出てから間引くのが大変なのと同時に、間引く前に生育不良になることも。種も無駄になってしまうので工夫したいところです。少しの手間を惜しまないことを心がけて。

 

 

水耕栽培もできるので特にキッチンで育てたい場合は重宝します。栽培キットなどもあるので好みのものを見つけてください。

ただし、栽培には日光は不可欠です。少量の日射ではほとんど育たないと言っても過言ではない場合も少なくありません。

 

大きな出窓や、なければLED照明などで栽培環境を工夫しましょう。日光が足りないと、芽が出てても生育が遅くなりがちです。植物は正直です。

時々は陽がたっぷりと当たる場所に出して、日光浴をさせてあげます。

 

キッチンの造りによって調整したり、自分の生活栽培スタイルを確立することが大切ですね♪千差万別です。

植物の成長をキッチンで感じられたら楽しい!自然との共生をキッチンで。

 

最後に

ナチュラルライフをより楽しくする植物の栽培。ベビーリーフ栽培はその中でも手軽度の高いものです。生活に溶け込むように野菜の自給ができると言ったら大げさかもしれませんが、自分なりに試行錯誤しながらグリーンライフを洗練させていきましょう♪

essence-life.jp