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レモンマートル

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科目:フトモモ科:バクホウシア属

原産地:亜熱帯・オーストラリア地域など

分類:常緑高木

 

亜熱帯~熱帯地域に自生する常緑高木で、自由に成長すれば高さ20m~30m程度になります。

 

暖かい地域原産なので、露地で寒さの厳しい地域の気候に適応するのはちょっと難しいのかな?と思ったのだけれど、それでも5メートル程に大きく成長させた木ならば耐寒性は比較的強いんだそう。

 

そんなわけで、小さな苗木の状態であれば、観葉植物としてお部屋で育てるのが賢明です。耐寒温度は5℃前後で、それでもやっぱり日本の冬では葉はパラパラと落ちてハラハラさせられるんですけど…。

 

春~夏に5ミリほどの小さなクリームの花を密生させて咲かせます。ふわふわっとした綿毛のような趣が可愛らしい花です。

 

手で葉っぱをクシュッとさせると、濃厚で芳醇なレモンの香りが…これだけで気分が上がっちゃいます。レモンよりレモンの香りというか、甘~くしたレモンスカッシュの香りというか、レモン味のキャンディーのような美味しい香りなんです。

 

葉はハーブティーとしても楽しめます。レモン系の香りのするハーブは比較的多いんですが、その中でもレモンマートルはとびきりの香りのお茶を堪能できます♪ドライにした葉の芳香は一段と高まります。心をほげ~(精神の安定)っとさせてくれるはず。

 

それもそのはず、抗菌、鎮静、鎮痛作用を期待できるシトラールという成分が最も多く含有されている植物として知られているのでハーブのカテゴリーでも活躍してくれます。

 

やっぱり暖かい地域原産ですから、日光を好みます。日の当たる場所ならスクスクと育ちますが、耐陰性はないので、日陰は嫌います。日光が不足すると、葉先が茶色くなって根腐れを起こします。とにかく定期的に屋外に出してたっぷりの日光を!!

 

中性土壌を好み、アルカリ性が強いと葉が黄色く変色します。排水性、保水性のバランスが良い肥沃な土壌が最適。鉢植えで育てる場合、苗木の成長具合によりますが、比較的年中(冬でも)よく水を吸って蒸散します。

 

特に苗が小さいうちは水切れも起こしやすいのでこまめに観察するように心がけることが大切です。