清明

二十四節気

清明

せいめい

清明(せいめい)4月5日~4月19日頃

万物が生き生きと輝きだす頃。若葉も色濃く力強く成長し、様々な花が咲き乱れ、虫も取りも動物も人も活動のスイッチが入る季節です。

この時期の自然の営みとくらし

植物たちの成長速度も上がってきたようで、若芽が青々として様々な花が咲き乱れ、春爛漫な光景が広がりを見せています。

4月8日はお釈迦様の誕生を祝う灌仏会(かんぶつえ)となり、花々で賑わう季節であることから「お花まつり」と称して全国のお寺により、春のお祭りが催されるように。地元のお花祭りに足を運んでみるのもよいでしょう。

土手や原っぱなどではつくしが群生しているのが見られるようになっています。つくしも美味しく食べられる春の山菜のひとつ。佃煮などにして春の恵みを堪能するのも良いのでは。 畑などでは雑草扱いされてしまうこともありますが、胞子を散らす姿は春を告げる大地の精霊の様。夕暮れ時に胞子がキラキラと光を反射させているのがみられることが。

たらの芽もまさに今が旬の山菜。この時期を逃したら味わえない自然の恵みのひとつです。 桜も満開を過ぎた頃で、散りゆく花吹雪が景色を彩っていることでしょう。

さわやかな風と暖かな陽気に誘われて南からツバメが渡ってくる頃です。同時に雁(がん)の群れは北へと旅立っていきます。 このころから雨あがりに虹がみられるようになります。

昼間だけでなく、月明かりに虹が浮かぶことも。月虹は幸福の兆しとして人生の転機を暗示しているのだとか。 心地よい風と春の匂いが充満する大地を背景に人々の心もより前向きな前進を望む快活なエネルギーで満ち満ちています。

風物詩

つばめ、たらのめ、つくし、桜吹雪

  七十二候

初候玄鳥至る(4月5日~4月9日頃)

(つばめきたる)

つばめが南から日本にやってくる頃です。去年の巣に帰ってくる姿に愛しさを感じることでしょう。

次候鴻雁北へかえる(4月10日~4月14日頃)

(がんきたへかえる)

雁が北へと旅立っていきます。夏の間はシベリアで過ごし、来年の秋にまた日本にやってきます。

末候虹始めて見る(4月15日~4月19日頃)

(にじはじめてみる)

雨上がりの空に始めて虹がみられるようになります。空気が潤い始め、温かい陽ざしの季節が到来した証となります。これから夏にかけて、夕立後の空を見上げる頻度も多くなりそう。

旬の恵みや草花

新じゃがいも

春は九州地方などの暖かい地域原産の新じゃがが出回る時期です。暖地では家庭菜園でも新じゃがの収穫が楽しめるでしょう。みずみずしくて皮が薄いので、剥かずにそのまま調理すると風味も引き立ちます。新じゃがのフライドポテトはしっとりとした美味しさ楽しめます。

たらのめ

春の山菜の中でも、天ぷらにするならタラの芽は欠かせないくらいの旬の味覚。タラの木の新芽のことで、旬は4月~6月。山野に取りに入るなら成長する前に摘み取って美味しい時期を逃さないようにしたいところ。

みつば

3月~4月が旬で、β-カロテンを多く含む緑黄色野菜のひとつ。いわゆる和ハーブでもあり、昔は野草として自生しているものを摘み取って食べていたとされます。江戸時代の頃より栽培されるようになり、現在は通年出回るように。お吸い物、鍋、丼物に活躍の香草です。

この時期の行事

吉野花会式(よしのはなえしき)

4月11、12日に行われる吉野山の桜が最も見ごろとなるのに合わせて、吉野山の桜を金峯山寺 の本尊・蔵王権現にお供えするという儀式。大名行列や稚児行列が練り歩き、多くの人で賑わう行事となっています。

十三参り(じゅうさんまいり)

旧暦の3月13日前後 (新暦の3月13日から5月13日)に、数え年で13歳になる子どもたちを祝う行事。中学校に入学する春に寺社詣を行い、多福・開運を祈願するのが一般的。別名、「知恵詣り」または「智恵もらい」とも言われます。京都嵯峨、虚空蔵法輪寺の虚空蔵菩薩への「十三参り」が有名です。

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