小暑

二十四節気

小暑

しょうしょ

小暑(しょうしょ)7月7日~7月22日頃

梅雨が順次あけていき、本格的な夏の陽気となる頃。気温も陽ざしも日に日に増していきます。小暑から立秋までが暑中見舞いとなります。

この時期の自然の営みとくらし

7月7日は七夕。色とりどりの短冊が笹の葉に飾られる光景も風物詩の一つ。願いや祈りを込めて。梅雨時期なので夜空に星は見えないかもしれませんが、南の夜空を見上げれば天の川銀河が広がります。

アーチ状になった星の集合体がそれです。おりひめとひこぼしの伝説にも思いをはせてみたりして。 一年中みられる天の川銀河ですが、夏の頃は20時から24時頃と観賞しやすい時間帯に南に見えるので一番身近に感じやすく、夏の風物詩と言われるようです。

蓮の花が水辺に咲き始める時期となります、池の中の地下茎から茎を伸ばして水面で桃色や白の花を咲かせます。その姿は凛としていて神秘的で暑い夏を涼しげに彩る趣に魅せられます。 先人は「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という言葉をが残しましたが、どんなに人生が泥のように劣悪で辛いことで溢れても、清らかさを失わずに生きていきたいという思いが込められているのだそう。

夜風も熱気を帯びてきて、夏らしい陽気となってくる頃。順次梅雨明けとなって暑さも日に日に増していきます。 ひまわりの開花期を迎え、夏の空に映える鮮やかな黄色の大きな花が日本の夏を彩り始めます。トウモロコシや、ゴーヤ、とうがんなど旬の味覚も楽しめるように。

夏に見るアゲハ蝶はひときわ大きく、その存在感が夏の虫として印象付けたのでしょうか、華やかで鮮やかに発色する羽を羽ばたかせて、生い茂る植物を巡回する様子が夏の深まりを感じさせます。

7月20日頃から夏の土用入りとなります。うなぎなどの精のつく食べ物を食べる習わしがありますが、梅干しやうどん、豆腐など「う」の付く食べものも良いとされています。このころに塩漬けにした梅(6月頃に熟した梅を使って塩漬けにしたもの)を3日間、日に干すことを「土用干し」と呼びます。この後に本漬けしたものが伝統的な梅干しとなります。

風物詩

七夕、天の川銀河、蓮の花、ひまわり、沖縄の野菜、土用干し

  七十二候

初候温風至る(7月7日~7月11日頃)

(おんぷういたる)

冬眠していた蛙たちが田畑や水辺に現れ、鳴き始める頃。蛙の鳴き声はオスの求愛なのだとか。

次候蓮始めて開く(7月12日~7月16日頃)

(はすはじめてひらく)

蓮の花が咲き始める頃。日本の夏を彩る水辺の植物。水面に浮かぶように咲く花が風情を感じさせます。

末候鷹乃学を習う(7月17日~7月22日頃)

(たかわざをならう)

鷹のひな鳥が飛び方を学び始める頃。親鳥から巣立ち、成鳥として大自然を自由に謳歌することでしょう。

旬の恵みや草花

沖縄の野菜

とうがん、ゴーヤ、ヘチマ、野菜パパイヤなどが旬を迎えます。夏を彩るこれらの沖縄野菜に出会える頻度も多くなるはず。 苦味のあるゴーヤーチャンプルー、さっぱりとしたとうがんのスープや漬物、ヘチマはたわしにするだけじゃなくて、味噌煮にすると美味です。

沖縄では熟す前のパパイヤを野菜として食べるのだそう。アク抜きをして東南アジア料理の「ソムタム」などのサラダや和え物にするのも定番の調理法です。本州のスーパーやこだわりの商店などでもみられるようになってきているので、是非食べてみて。沖縄野菜の特徴はとにかく抗酸化作用が高い健康野菜が豊富なのも魅力です。

とうもろこし

茹でトウモロコシは夏の代表的な旬の味覚。トウモロコシを食べずに夏を過ごすなんて考えられないくらいの野菜です。夏の訪れをトウモロコシをかぶりつきながらしみじみと味わいましょう。香ばしい焼きトウモロコシも絶品。家庭菜園をするならトウモロコシは外せないもの。この時期の畑に実りを見せるトウモロコシは夏の象徴です。収穫してすぐに食べるトウモロコシは育てた人にしか味わえない格別な風味を持ちます。

モロヘイヤ

紫蘇にも似た姿をしている夏野菜のモロヘイヤが旬を迎えています。粘り気があるのも特徴のひとつで、高血圧の抑制にも効果があるとされています。ミネラルも栄養も豊富で野菜の王様とも呼ばれ、夏バテ解消や夏の滋養にもってこいです。葉や茎はおひたしに、和風ドレッシングづくりや、刻んで冷ややっこに乗せて食べるのも定番です。スープやてんぷらなどにしても美味。

この時期の行事

七夕

五節句の一つにも数えられた7月7日は七夕となります。す。あいにくの梅雨空で星を見られるのは稀ですが、旧暦で祝う七夕の時期(新暦では8月上旬)は梅雨はすっかり明けているのです。そのため、旧暦で祝う地域も多いようです。もともとは旧暦のお盆と関連のある行事であったそう。

笹の葉に願いごとを書いた色とりどりの短冊や飾りをつるし、祈りを込める風習が今も残ります。この習慣は江戸時代から始まったもので、日本以外では見られないそう。おりひめとひこぼしの伝説とも結びつけられ、星祭り(ほしまつり)とも呼ばれています。

ほおずき市

7月9日、10日に浅草寺にて開かれます。四万六千日分のご利益があるとされて観音様にお参りする日が7月10日の功徳日(くどくび)です。一生分の功徳が得られる縁日として多くの参拝者が訪れます。この2日間に限り、黄色の掛け紙の祈祷札「黄札」が特別に授与されるのだそう。

境内には約100軒のほおずきの露店が並び、金魚すくい、色とりどりの風鈴も販売され、夜も多くの人でにぎわいを見せます。夏の情緒を満喫するには絶好の縁日のお祭りとなります。

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