学名 |
Borago officinalis |
---|---|
科名 |
ムラサキ科・ルリジシャ属 |
和名 |
ルリジシャ |
別名 |
ビーブレッド |
花言葉 |
「鈍感」 |
開花期 |
5月~10月 |
使用部位 |
葉・花 |
原産地 |
地中海沿岸 |
草丈 |
30cm~100cm |
一年草 |
憂鬱な気分の緩和が期待できるポタシウムという成分が含まれ、ミネラルも豊富な美味しい一年草のハーブです。花は食用にもでき、星形を形成する贅沢な花姿は、観賞用としても楽しめます。葉や茎はしっかりとした産毛に覆われ、しだれるように咲く姿が印象的です。
葉は株元ほど大きく上部の方が小さい姿になります。開花、間もないころは薄いピンク色に色づき、やがてブルーの花を咲かせます。愛らしい姿はマドンナブルーという呼び名も付いているほど。次々と咲かせるので、どんどん摘みながら楽しみたいハーブです。
青色の花を咲かせるタイプと、真っ白な花を咲かせるタイプがあります。白い花を夏中咲かせてくれるので、夏の庭の彩にも重宝します。匍匐して成長するクリーピングボリジと呼ばれる品種もあります。どちらもしだれるような花姿をし、同じように利用できます。
リウマチ、湿疹、乾燥肌、打ち身、風邪の初期症状の緩和
疲労、呼吸器系疾患(咳、花粉症や風邪などの症状、鼻炎)、消化不良、口臭、リウマチ、神経性疾患(頭痛、気分の落ち込みなど)
※ピロリジンアルカロイドという肝毒性が疑われる成分が含まれているので、多量の摂取や常用は避け、適度に楽しみましょう。そこまで神経質になるほどの摂取はまれだとは思いますが注意するべきこととして知っておくことは大事です。
花は萼を取り除いて、そのままサラダの中に混ぜて楽しめます。葉もキュウリのような香りと味わいを持ち、サラダやサンドイッチの具材などに利用します。特に若い葉を用いると良いです。炒め物やスープの具材に用いても美味しいです。
大きな葉や花もエディブルフラワーやフリッターとしてお菓子作りに用いることができ、ケーキの飾り付けにも重宝します。特に大きく育った葉は硬いですが、巻物や詰め物の葉として料理にアレンジしたり天ぷらにするのもおススメです。
ティーに花をそのまま浮かべて楽しむのも贅沢な利用方法です。ワインなどに入れれば、花はピンク色に変化し、目も楽しませてくれます。葉っぱもそのまま刻んでレモンなどと一緒にドリンクにするとさわやかで夏に最適です。夏バテなどで疲れやすい季節に活躍します。
摘み取ったばかりの花をアイスキューブにして、おしゃれなアイスティーをたのしむのも素敵。おもてなしもグレードアップ。
葉には保湿効果が期待でき、紫外線による肌の乾燥を緩和する効果が期待できそうです。肌つやをよくする美容効果も知られています。
花を漬け込んで作るコーディアルは、咳止めや痰の除去に効果的だと言われます。葉っぱをすりつぶして使用すれば、捻挫や打ち身に効果的な湿布としての利用法も。
コンパニオンプランツとしても活躍てくれるハーブで、トマトやイチゴとの相性が良く害虫に強い栽培をサポートしてくれます。
ミネラル分が豊富に含まれているので、自家製コンポストの材料としても積極的に活用したいところ。
花柄や枯葉も捨てずに有効に使いたい。
発芽率も高いので種からの栽培も容易で、どんどん生育してくれる。種蒔きは春か秋に行い、直播でも育てやすくこぼれ種でも毎年楽しめる。好光性種子なので、土は薄く被せるようにする。秋植えの場合の開花は翌年の初夏。
プランター栽培の場合はポットで育苗してから定植するか、直播して間引く。根が浅いので移植を嫌う性質を持ち、定植する場合は土をなるべく落とさないように、根鉢を出来る限り保って植え付けるのがポイント。
地植えの場合は大きく育つので株間は30cmは確保したい。60cm程の株間をとれば大きく育てる喜びも味わえる。小さめの栽培を期待したい場合はプランターで。
水はけのいい肥沃な土が最適。ハーブ培養土や野菜培養土を用いると良い。
肥料を好む性質があるので、元肥はもちろん、定期的に追肥してあげると大きく育ちたくさん収穫も楽しめる。
日当たりのよい場所がよく成長する。日光を好むので日陰は避け、しっかりと日の当たるところを確保して。
土の表面が乾いたらたっぷりと、メリハリをつけて与える。
アブラムシなどがつきやすいと言えるので肥料の与えすぎには気をつけたい。その他は、ほとんど目だった害虫はない。
耐暑性はあるが、蒸れると株元から枯れてしまうので、適度に収穫して風通しを良くすることを意識する。特に梅雨時は注意したい。直射日光では葉焼けを起こすこともあるので、よく観察しながら対応を。
一年草なので、種まきの時期によるが、冬越を期待しての栽培はできないが、秋蒔きにした苗の冬越はできる。寒さにあてると株の成長が促進されるので、冬越を期待する場合は秋に種を蒔いて楽しみたい。
晴れた日の午前中の収穫を意識すると良い。葉はいつでも収穫することができる。花は5月~10月上旬くらいまでが目安。
生育旺盛な夏は特にたくさんの収穫ができる。花は風や雨に弱いので開花して間もないものを摘み取り、利用する。どんどん開花するので収穫を逃さないようにしたい。来年のためにいくつか花を残して、こぼれ種も期待したい。
※増やしたい場合は種まきで増やす。秋に蒔いて育苗した苗を冬越させると大きな株に成長する。
※一年草で、植え替えに弱いので一度、定植したらなるべく移植しないようにする。こぼれ種でどんどん増える。
※中心の枝に咲く花を摘めば、側枝を出し花の咲く範囲が広がる。花は開花すると2~3日でしぼんでしまうので、収穫したい場合は逃さずに。
種子からとれるオイルはリウマチや湿疹などに効果的とされています。服用すれば、月経不順にも効果的とされ、母乳を増やす効果があると伝えられます。また、ガンマリノレ酸が多く含まれていて、血栓予防や、血糖値低下の効果も期待できます。
花蜜が多く、庭に必要不可欠な存在の蜂も呼び寄せてくれます。
最近の研究により、副腎を刺激してアドレナリンの分泌を促すことが分かっており、気分を上げてくれるハーブとしてヨーロッパでは昔から多くの場所で栽培されていたという記録を裏付けています。陽気さを取り戻し、楽しいひと時をより一層輝いたものに。
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