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スイスチャード

スイスチャードの紹介。効果や育て方のポイントも。

スイスチャード

スイスチャードの概要

学名

Beta vulgaris

科名

ヒユ科・アカザ亜科 フダンソウ属

和名

フダンソウ

別名

ルバーブチャード、トキシラズ、ウマイナ

花言葉

原産地

オセアニア

草丈

10cm~30cm

多年草(1年~2年草として扱われることが多い)

 
 

一年中収穫が楽しめるハーブです。野菜としても親しまれていて、ほうれん草の替わりに使われることも多い多年草です。日本名のフダンソウにもあるように、葉を摘んでもすぐに葉を付けます。種まきも一年中でき、大きく成長します。

ベビーリーフとして楽しみながら株を大きくしていくのも楽しいハーブです。茎は太くたくましい姿で、鮮やかな赤の茎色、葉は太い葉脈まで鮮やかに色づき濃い緑色のコントラストが美しい植物。食用としてだけではなく、お庭を彩ってくれる観賞用としても目を楽しませてくれます。

スイスチャードの種類

赤紫の茎色のバーガンディーチャード、真っ赤な茎色のルバーブチャードや白い茎色のイタリアンと言った品種があります。数種類の品種を混ぜ合わせた種も市場に出ているので、カラフルな栽培が楽しめます。

色合いが微妙に違っていて、黄色やオレンジ、薄緑など、茎色のバリエーションが豊富です。

スイスチャードの使い方の参考

料理に

ビタミンAやE、マグネシウム、鉄分、カルシムなどのミネラルが多く栄養価の高いハーブ&野菜なので、積極的に食卓に並べたいものです。体調の維持管理にも適したハーブです。動脈硬化などの生活習慣予防も期待できます。

サラダに混ぜれば彩り豊かに楽しめます。スイスチャードのキッシュやおひたしも美味しく食べれます。お味噌汁や炒め物にも。太く成長した茎はアスパラガスやセロリの代替材料として使えば料理の幅も広がります。

観賞用として

寄せ植えの素材としてプランター栽培を楽しんだり、花壇の縁取りに使うとお庭が華やぎます。冬越も容易なため、冬でもその姿を楽しめます。いろいろな植物とコラボレーションさせて楽しみたい。

スイスチャードの育て方と収穫

種からの栽培も容易なので、種を購入して年中栽培&収穫を楽しみたいハーブ。ベビーリーフとしてもおススメなので、間引きながら株を大きく成長させていくとよい。蒔くき時は春から夏と言えるが秋に蒔いても冬を越せるので季節を選ばない。

腐葉土が多めの窒素が豊富な肥沃な土を好む。野菜培養土が適している。

種蒔きと間引き

種は一晩水に浸水させた方が芽が出やすい。直播でもプランターでも。ベビーリーフとしてなら、1~2粒をセットに株間、2~3cm前後で点蒔き。大株にしたい場合は2~3粒をセットに株間30cm前後で点蒔き。嫌光性種子なので、土は10mmくらいの厚みでしっかりと被せる。深めに蒔かないと、株元が安定せずしっかりとした苗になりにくい。

寄せ植え用の素材にしたいなら9cmポットを使用して育苗する。 一つの種から複数の芽が出て来るので、草丈5、6cmを目安に成長したら根元からハサミでカットするように間引く。最終的に、2本残して株の成長を促す。ベビーリーフとしてなら間引かず、10~15cm前後で収穫。

肥料

葉と茎がメインなので油粕などの窒素肥料を多めにした元肥にするとよい。追肥も間引きしながら適度に与えた方が株を大きくできる。

日当たりと場所

日当たりのよい場所を好む。少々の日陰くらいでも元気に育つ。

水やり

種から育てた場合、目が出るまでは表土が乾燥しないように水を与える。芽が出始めてからは乾燥気味を好むので、メリハリをつけて与える。土の表面が乾いたらたっぷりと与え、常に湿った状態は避ける。

病害虫

虫は比較的つきにくいが、多湿による立ち枯病には注意する。本葉が出るまでは特に多湿に気を使う。

夏に意識したいポイント

夏でも栽培は容易。高温多湿は立ち枯病などを引き起こすので、梅雨時期から夏にかけてはより乾燥を意識した水やりを心がける。

冬に意識したいポイント

耐寒性はあるので、冬越も容易で収穫も楽しめる。水やりと追肥は控えめに。

収穫

5月から10月が収穫のメイン時期。ベビーリーフとして収穫するなら草丈10cm程から。間引きながら大きく成長させるなら、中央の株は残して周囲から。大きく成長させた後も外側の葉からかき取るように収穫すれば、何度か新しい葉が出てくるので数回収穫を楽しめる。

冬場も収穫はできるが、少なめの収穫で我慢して、株の体力を奪いすぎないように。