Linobase

自然とつながる

布製品の消臭、抗菌に。リネンスプレー(ウォーター)を手作りして自然の香りを楽しむ

記事内に商品のプロモーションが含まれる場合があります。

リネンと言うのは、古代から素材として使われてきた天然繊維で、麻の一種です。 リネン製品のアイロンがけや芳香をうつして楽しむことを目的として使われてきたのがリネンウォーターで、フランスなどのヨーロッパを中心に昔から暮らしに根付いていた芳香ウォーターと言えます。

主に植物の蒸留によって得られるフローラルウォーター(フレグランスウォーター)が元祖です。 現在では、衣類や布製品の素材は「綿が」主流となることが多いですが、日常的に使う枕やクッション、シーツなどの暮らしの布アイテムなどに使用され、変わらない目的で使われています。

そういった経緯で、特に布製品に使うフレグランスウォーターの代名詞としてリネンウォーターと言う名称も引き継がれてきたというわけです。

芳香スプレーの一種ですが、このページでは除菌効果も目的としてアルコール濃度を高めて布製品のお手入れに使うことを目的としたリネンウォーターの作り方をご紹介しています。

リネンスプレーの作り方

作り方はとても簡単です。手作りとなると芳香蒸留水を作るのはハードルが高いですが、エッセンシャルオイルと精製水があれば、フレグランスウォーターの代替ができます。

さらに無水エタノールを加えて除菌効果を加味して、リネンウォーターとして重宝するスプレーの完成です。

レシピ参考

※100mlできます

  • 無水エタノール20ml
  • 精油 20~25滴程度(好みで調節)
  • 精製水80ml

ビーカーなどに無水エタノールをいれ、精油を垂らして溶かします。 そこに精製水を加えてよく混ぜたら、スプレーボトルに入れて完成です。

精油の選び方参考

日常の布アイテムに使用するので好みの香りで選ぶことが大切です。癖のあるものは避け、メジャーな精油を選ぶことをお勧めします。

ほとんどの精油は抗菌効果に優れ消臭効果が期待できます、 店頭などでテストして直感で好きな香りをチョイスしましょう。

個人的にはペパーミントやコーンミント、ラベンダーなどが好きです。

※テクスチャーがさらっとした精油がお勧めです。粘度が高いものや色味が濃いものは布製品にシミを作りやすいので注意です。柑橘系のものはシミになりやすいようです。

参考として挙げておきます。 パチュリ・ベチバー・ベンゾイン・・カモミールジャーマン・マンダリン・ベルガモット・ジンジャー・ミルラ・オレンジスイート・レモン・ローズアブソリュートなど。 少量であれば気にならない場合も多いので参考として。

リネンスプレーの使い方の参考

さりげない自然の香りを暮らしで気軽に楽しめます。あらゆる布製品に消臭、芳香、除菌目的で使いましょう。

洗濯の仕上げに衣類にスプレー

洗濯を終えた衣類にスプレーします。生乾きの匂いも抑えられるので特に部屋干しが多くなる梅雨時期は重宝します。

アイロンがけに

衣類にスプレーしてからアイロンをかけます。同時に芳香浴も楽しめます。

枕やシーツなどの寝具に

なかなか洗えない時もササっとスプレーしてすっきり。リラックス効果の高い就寝環境を整えましょう。

持ち歩いてハンカチやタオルなどにスプレー

小さなアトマイザーに移して持ち歩きます。リラックスしたいときもシュッとひとふき。ほのかに香るハンカチはちょっぴり贅沢です。

カーテンやクッションなどの洗いにくいものに

匂いが付きやすい暮らしの布製品にスプレー。洗えない布のソファや、洗う頻度も多くはないぬいぐるみやカーテン、クッションなどを清潔に保ちましょう。

クローゼットの衣類にスプレーする

時々は風を通してクローゼットの衣類にスプレー。防虫効果も狙えます。

※衣類によってはシミになったり、精油が素材を傷めることがあるので確認しながら使用するようにしてください。発生は稀なので過剰に気にする必要はないです。