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アルコールの特徴と使い方の基本

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除菌と言えばアルコール。カビ防止や水の使えない小物のお掃除にも大活躍。

Ethyl Alcohol、中性Ph7

概要と特徴

エタノールやエチルアルコールと呼ばれる物質で、お酒の主成分でもあります。 殺菌などの消毒も期待できるので、除菌したい場所に使うことですっきりさせることができます。

飲料用にも使われるものなので、人にも環境と言う側面から見ても安心して使えるものです。

揮発性があるので、湿気がこもりやすい場所のお掃除や水が使えない場所や小物のお掃除に重宝します。

リモコンや家電製品の除菌、お風呂掃除の締めなどにふきつけたり、押し入れやシンクしたなどのお掃除でカビ予防にもなります。

また、溶解作用があるので、油汚れや、油性ペンなどの汚れ、シールのべたつきなどの汚れ落としにも効果を期待できます。 日常的な軽めの拭き掃除にもすっきりするのでお勧めです。

特にキッチン周りやテーブルなどはアルコール水で締め拭きするのがよさそうです。 無水エタノール、消毒用エタノール、どちらでも使えますが無水エタノールは特に原液で使うことはしません。

なぜなら、水分が全く含まれていないエタノールの除菌効果はそれほど高くありません。90%以上のものは実は菌の死滅に1時間かかることもあるほど。

エタノール70%程度の濃度が消毒効果が高まります。消毒用エタノールは濃度が60%~80%に希釈されたものです。 これらの代わりに純度が高く、度数も高いウォッカなどでも代用できます。

掃除として使うものに限定するならば消毒用エタノールの方が安価なので使いやすいです。それでも無水エタノールは用途が広いので持っておくと重宝します。

アルコールのPhは7で中性。ナチュラル洗剤としては、補助的な役割ですが、心強い味方。細かい場所の掃除にはアルコール水が欠かせません。

適応する洗浄

  • 油汚れや皮脂汚れなど
  • 家電製品などの水が使いにくもののお掃除。
  • リモコンやスイッチなどの皮脂汚れ落としや除菌。
  • 押し入れやクローゼットなどの湿気がこもりやすい場所の拭き掃除。
  • 畳やカーペットなどのカビを招きやすい床掃除に
  • お風呂の防カビとして締めに

苦手な洗浄

  • 洗濯などの大掛かりなもの
  • ワックスなどを施した床や木製家具などは塗膜がはがれることがある。
  • 革製品などは素材を痛めてしまうことがある。

注意する点

  • 引火性があるので火の下での使用は厳禁。
  • 手などに外傷などがある場合手袋などをして使用するようにする。
  • 脱脂作用があるので、皮膚につくとかさつくことがある。気になる場合は手袋を。
  • 体質によっては、酔うことがあるので換気しながら使用する。

使い方

アルコール水として使う

食卓テーブル、キッチン周り、家電製品、小物、湿気がこもりやすい場所。日常的な場所でその都度ライトなお掃除に使用。トイレの仕上げ掃除にも。

作り方

エタノールの濃度は35%程度を常用する場合は推奨。消毒が目的の場合は40%~60%程度で局所的に使用。(濃度35%でも、除菌効果はあります)

水110mlに対してエタノール90ml程度が(濃度35%)目安。

作ったアルコール水はスプレーボトルなどにいれて使用。

※容器によっては傷んでしまう場合があるので、ビーカーなどで作って移し替えを推奨。

※好みのエッセンシャルイルを入れるのもgood。 その場合はエタノールに混ぜてから水で希釈して。4滴~6滴が目安。

洗剤としてのpH位置

※中性に近いほど素肌に優しい洗浄剤と言えます。