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自然とつながる

ネーミングのつけ方を工夫すれば、やる気や、優しい気持ちなど、波長の高い心理状態を作り出せる。

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各々の目的意識が人々をその達成したい結果に導くというのは、ごく当たり前のことです。

ならば、達成したい結果を具体的な言葉で提示したり、ネーミングすることは魔法にかかったかのように、人々の心理状態を変化させたり目的意識を持ってもらうことにもつながるのです。

個人の目的意識に外部からスパイスやエッセンスを加えることができるとも言えます。

 

自分がどうありたいのかを自問自答して、明確化すれば自ずとそんな自分に近づいていく。そういう意識づけの方法は成功法則の中でも度々登場します。だからこそ、組織や人にどんな風であってほしいのか、どんな思いを抱いて欲しいのかを外部からアプローチするときはネーミングが大切なのです。

 

ネーミングの驚くほどの力をきっと体感できるでしょう。

 

ダイレクトな思いを素直な言葉を使ってネーミングする。

とある市区町村の行政サービスの部署に「すぐやる課」という部署があります。

その部署は、住民の要望にまさにネーミング通り早急に対応してくれることで評判なのです。

もし、「住民サービス」という、そのままのネーミングであった場合、ここまでの対応力を導き出せたかは定かではありません。おそらく、目を見張る評判はついてこなかったでしょう。

 

大変いいにくいのですが、シンプルなことが複雑なプロセスで対処されたり、いろいろとあちこちたらいまわしにされたりという経験はないでしょうか。

 

「すぐやる課」と命名されたこの部署では、そこで働く人々にとって効果的な意識づけになっていることの例と言えます。

 

ビジネスの分野でも活発に応用されています。

組織のネーミングを工夫してより仕事の質を上げることができる可能性は、ビジネスをより活気づけたり、社会貢献度を高めたりすることができるというのは上記で記したとおりです。

 

これを応用すれば、ワクワクするような組織の在り方や、活気のあるコミュニケーション、サービスを生み出すモチベーションを作り出せるはず。

当たり前にネーミングされている陳腐化した部署の名前をより具体的な言葉でネーミングしてみるのも良いでしょう。

 

ハード面ばかりが追求されがちですが、より先進的でより好ましい働き方を追求するのであれば、とても効果的な要素であることは間違いありません。

 

その仕事が導き出したい結果は何なのか、人々のやる気を高める言葉は何なのかを考えてみると良いと思います。

 

例えば、営業部は「社会に想いを届けるセクション」なんていかがでしょうか。

 

 

人々の行動の源を作り出せるネーミングですが、「商品」という側面でみても様々に工夫されたネーミングを見ることができます。

 

抽象的な言葉や簡略化した言葉を使うことが多い商品名ですが、より伝えたい想いや目的をイメージさせることができるかを考えることが重要です。

 

名前を変更しただけで売り上げが10倍になった商品も世に存在していますが、いかにネーミングによって心理状態が左右されているかを裏付けていると言えます。

 

その選んだ言葉や名前は、周囲にどのような影響を与えるのかを慎重に考えるのが大切。

言葉は人々に心理的影響を与えるのは承知の事実です。優しさを導き出すのも、怒りや恨みを抱えることも時に言葉によって助長されてしまいます。

 

あなたは「無能な人間だ」と、レッテルを貼られてしまった人がいたとすれば、その人がもう一度前向きな意識を取り戻すには時間がかかると言わざるを得ません。

 

ネーミング次第では、良くも悪くもその目的によって取り巻くエネルギーは変わります。どうせなら、「社会貢献度が高い想い」「優しさ」や「思いやり」、「ポジティブ」、「ワクワク」、「やる気」など、より高い意識を呼び寄せるためのネーミングを考えたいものです。

 

傲慢さを導き出したり、理不尽な競争や怒りを遠ざけ、より人間らしい高貴な心理状態を作り出せるようにするのが素敵です。

 

より情緒的なネーミングは、人々の心にとどまりやすく、今の時代ではより新鮮に感じ取れ、意識づけも早めてくれるでしょう。