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上司の性格を見抜いて、一歩上手な対応力とコミュニケーションに活かす。

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上司の性格と言っても、その全てを把握できるわけではもちろんないですし、どの性格が優れているということもないでしょう。ただ、人間には感じ方や価値観がそれぞれあり、自分を守るために仕事上でもその特性が出ることがあります。具体的に言えば、どのような指示の出し方をするのかによって相手の性格的傾向を探ることができます。

仕事やコミュニケーションを円滑に進めていくためには、上司の性格的傾向をほんの少しでもつかめていれば、対応力も上がると言えるのではいないでしょうか。指示の出し方を4つに分けて性格的傾向を探って行きます。

 

部下を自分の元に呼びつけてから指示を出すタイプ。

自分の権力や立場を誇示したい性格的傾向があると言えます。自分自信が権威を強く意識するタイプなので、自分よりも上の立場にはめっぽう弱くなります。仕事に対しての本質的な自信は少しばかり弱いところも見えて、その自信のなさを権威でカバーしている傾向が。部下には強気という無意識な言動が逆に頼りないという印象を与えているかもしれません。

 

この傾向は比較的多く見られ、上司ともなればある程度自分が舐められてはいけないという思いも少なからずあるのではないでしょうか。

 

部下の元まで、自ら出向いて指示を出すタイプ。

立場や上下関係に強いこだわりはなく、自分の意見や仕事を迅速に伝えたいというタイプ。なので、優秀な部下にはどんどん仕事を任せますし、間違っていれば上司にもきちんと意見を言える気質の持ち主。その分仕事に厳しく、手を抜かずにやるべきことを淡々とこなしていきます。

 

また、とても謙虚な性格的傾向がみられます。謙虚でいて自分の対場や仕事の対しての自信もあります。思い上がりと自信は別のもので、この静かで謙虚な自信はバランスが取れているとも言えます。大抵のことは受け流していますが、理不尽なこと、譲れないという場面においては、上司との衝突も腹に決めている可能性が。

 

大声で指示を出すタイプ

過剰な権威主義的傾向をもっていると言えます。建前でも自分が上の対場だと思ってもらうことで満足感を得ている可能性が。相手に対して誇示したいという強い思いがあります。周囲に多くの人がいる場面で大声で指示を出す場合は周一対一の人間関係だけでなく、周囲に対しても誇示したい欲が強いと言えます。

 

意識的、無意識に関わらず、強い口調で押し切れば自分の目的を達成してくれるはずという少々強引な部分が垣間見えます。はったりを利かせて乗り切ろうとする、単純さも感じられます。失敗の可能があっても、コンセプトがぶれていてもこれでいいのだと周囲には強く主張する光景を目にすることもあるかもしれません。

少々理不尽さを周りに与えている可能性がありますが、物事をはっきりと言うタイプとも言えます。

 

あくまで周囲には知られないように指示を出すタイプ

あくまでも、一対一。どんなシチュエーションでもそういった指示の出し方をしようとする人は、部下や上司という立場にこだわることがない性質を持っている人でもあります。

 

仕事の面では一つの目的を着実に進めていければよいと考え、純粋に仕事に没頭できる人とも言えます。結果よりもプロセス重視な側面も。

 

ただ、周囲との人間関係をちょっと過剰に気にしている可能性があります。個人としての他人からの評価に敏感な人です。これは仕事の評価というよりは人間としての評価が主、嫉妬や足の引っ張り合い、競争から逃れたいという思いも見え隠れします。

 

わからないから期待する、期待するからストレスになる

上記で紹介したタイプの組み合わせによって、性格的傾向にもバリエーションがありそうですが、おそらく誰もがどこかのタイプには入るのではいんでしょうか。

 

自分がどんなことにストレスを感じるのかも人それぞれ。仕事上においてストレスになる一つに上司との関係性は上位に来るのではないかと思います。その関係性を自分の思い通りに変えることはできないとしても、相手の性格、もっと言えば、「器の大きさ」みたいなものをなんとなくつかんでしまえば、心に余裕が生まれたりするものです。

 

要するに達観してしまうようなニュアンスもありますが、これを知れば、一枚上手な振る舞いができるかもしれません。ある程度、上司の心理をつかめれば自分本位な期待をしなくて済むし、思い通りにならないことが当然だと思えればストレスも軽減します。

 

ある意味で、上司の振る舞いをみて自分がどうあるべきかを考えるきっかけをくれるかも知れません。