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頼みたいことを気持ちよく引き受けてもらえる確立を上げる方法

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ビジネスから日々の生活、人生はお互いに何かを頼みあって動いていきます。一人でできることには限りがあるので、円滑に事を進めていくには助けを借りなければなりません。

 

何か頼みごとを人にする場合、自分のしてもらいたいことを一方的に要求しても引き受けてもらえる確率は下がってしまいます。

 

また、仮に引き受けてもらえたとしても権力や、建前など一歩間違えばストレスになりかねない社会の空気によって、ただ強制的に引き受けさせたような心理状態を相手に感じさせているかもしれません。

 

そういったことが繰り返された社会生活や仕事、家庭では円滑なコミュニケーションや、気持ちのよい助け合いはできません。歪や怒り、不満を生み出してしまうでしょう。

 

むろん、意図的に権力を振りかざして強制力で人を動かしているとすれば、もはや社会悪、議論の余地はありません。

 

自分もそして相手も気持ちよく頼みごとをするにはどうしたらいいのでしょうか。

 

自分が先ではなく、まずは相手を尊重する。

自分の言いたいことを先に言うのではなく、相手をまずは気遣うという意識が先に来ることが大切。

 

例を挙げると、

 

「残業お願いできる?出来なければ上がっていいよ。」

「お疲れ様。上がっていいよ。もし、大丈夫なら残業してくれると助かるんだけど」

 

上の二つの例から、どっちなら残業を自らの意志でやろうという意識になるのかを考えてみて下さい。おそらく、後者の方が気持ちよく残業を引き受けやすいのではないでしょうか。

 

言葉の前後、組み合わせを逆にするだけで相手に与える心理は変わります。して当たり前だと言われているような心理状態にさせないことが大切な要素。あくまでも、自分ではなく、相手の意志を尊重しているというニュアンスを含んだ頼み方ができるかがポイントです。

 

そういったことを意識することで頼みごとを引き受けてもらえる確率が上がるだけでなく、さらに’気持ちよく’快く’引き受けてもらえる心の状態までもあげてくれるのです。

 

人は自分の意志で動いていないと感じているとき、不満や苦痛を感じる心理状態になります。逆に自分から手伝いたい、お返しがしたい、支えたい、という心理状態から行動になれば人は気持ちよく頼みごとを引き受け、能動的に動いてくれるのです。

 

自分が助かるだけでなく、そこを取り巻くエネルギーさえも良いものになるので相乗効果は計り知れません。

 

仕事の残業を頼みたい場合や、一人ではできない仕事を手伝ってもらいたい時、家で家族で、恋人、仲間に対しても、あらゆるシチュエーションにおいてまずは相手をねぎらい、感謝し、認める。そこが頼みごとをするときのスタートなのだと意識しておくことが大切です。

 

テクニックとしてだけでなく、本質的にもそうであれたら素敵なことですね。

 

人が人の中で生きている。そういう意味で相手を先に尊重するということはとても当たり前のことだと言えるかもしれません。

 

これが、テクニック的なものとして扱われてはもったいない。本質的にもそうであることが美しいと言えます。自分のことが大切なのは当たり前。でも、相手も自分のことが大切なのです。そのことを忘れることなく、相手の気持ちを想像しながら考えられるようにありたいですね。

 

自分一人ではできない大きなことを、成し遂げる力を集めたいのならば多くの人の助けを引き寄せられるか、そして多くの人のやる気を引き出せるかが全てです。

 

それは言い換えれば、人を引き寄せられる人間と言っても大げさではないかもしれません。