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自然とつながる

世界全体が幸せにならないうちは、一個人の幸せはありえない。

星の王子さまの本

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おちゃらけて、ふざけて何も考えてないふり。いつも難しいことばかりを考えているわけではないけれど、それでも考えなくちゃいけないことだらけの世の中なので真面目に考えることも大切だと思っている私。

 

何も考えないようにしているときは楽だけれど、しっかり考えて向き合える相手と人生を共にしたいとしみじみ感じる今日このごろです。

 

まぁ、いろいろあったんです。ため息が出てしまうようなことが。

 

しっかり考えて誰かと気持ちを共有するって大事なことですよね。”楽しければそれでいいじゃん”って難しい話を極端に避けようとする人にはちょっぴり抵抗があります。

 

バランスって大事だと思うんです。どっちかに偏ってももちろんダメなのですが、考えることをしなさすぎるのも、ちょっとしらけちゃうんですよね…。

 

まぁ、凡人の私が考えていることなんてたかが知れているのですがヾ(´ω`;)。

 

「世界全体が幸せにならないうちは、一個人の幸せはありえない」これは金八先生というドラマで金八先生が言ったセリフ。

 

当時中学生だった私は、全身に鳥肌が立って身震いしたのを覚えています。

何かにもやもやしていた私の心に、突き刺さったその響きが、しばらく離れなくなったんです。

 

この言葉は詩人の宮沢賢治という人が人生で行った活動の中で彼が記した言葉らしいのですが、この言葉の解釈というか意味はきっと幅が広い。

 

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私自身が密かに抱いていた社会の中の”循環不全”という疑問に名前を付けてくれたようなそんな感覚を感じたんですよね。このひとの心の中のどんな種から生まれた言葉なのかは想像するしか出来ないですけど。

 

「社会の循環不全」

 

まあ、そんなわけで、したいこと(楽しいこと)、しなければいけないこと(考えなければならないこと)のバランスをすごく、ものすごく意識するようになったのかなと感じています。

 

”したいことだけして生きる!”と胸を張って自信を持って言うにはちょっと、私には恐れ多くてできません。

 

そんなことを考えたからと言って、私が何かたいそうなことをやっているわけではないのだけれど。

 

何か社会にインパクトのある革命を起こしているわけでもなく、日々淡々と生きているに過ぎず、きっと私もその循環不全を生み出している当事者のひとりなのだと内省し、考えるのです。そして行動の軸にし、日々精進していこうと。

 

楽しいことは楽しいし、嬉しいことはうれしいから、たくさん味わいたいけれど、それにどっぷりつからないように自分を律するような意識を頭の片隅に置いて、いろいろな問題を自分なりに考える時間も作ったりして。

 

言葉には出さなくても考えることで生まれる思慮は自分の行動のベースになるから少なくとも無駄ではないと思っています。

 

世界が良くなることを願うことはイコール、自分の生活をみつめて、自分が望む暮らしに向けて行動していくことと同じなんですよね。

 

ひとりがたった一人の大切な人を全力で幸せにするために生きたら、世界中が幸せになっちゃうんですよ。世界は”ひとり”の集合体ですから。

 

意外と単純なのかもしれないんですが、単純なことが複雑になってしまっているのが今の世の中なんだよなぁ…。

 

なんて、ひとり想いが巡った夜でした。

 

m(_ _)m

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