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玄米を美味しく炊き上げる基本をマスターすれば、もっと食べたくなります。

玄米を美味しく炊き上げる基本をマスターすれば、玄米をもっと食べたくなります。

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玄米を美味しく炊き上げる基本をおさらいしましょう。

水や浸水時間、鍋の種類別にポイントをまとめました。玄米は温故知新、未来食です。白米も美味しいけれど、玄米をもっと日常のスタンダードにして、自然のエネルギーを丸ごと味わい尽くして調和する身体を取り戻していきましょう♪

洗う

玄米はもみ殻や傷んだコメが混入しやすいので、見つけたら取り除いておき、ボールなどに入れます。

最初に吸水する水は特に重要なので、浄水されたお水やミネラルウォータを注ぎます。

円を描くように優しく混ぜながら、2~3回水を変えて洗います。白米のように力を入れて”研ぐ”というより、ほこりや浮いてくるもみ殻を取るというイメージです。

強く押し付けて研ぐ必要はありません。

浸水させる

白米も浸水させるとふっくらと美味しく炊けるのは基本ですが、浸水させなくても芯が残ったりはしません。ですが、玄米は外皮部分のぬか層が硬いため浸水が必須で、さらに長時間の浸水時間が必要になります。なので玄米をすぐに食べたいと思っても、美味しく炊くことはできません。

水の量

圧力鍋

圧力鍋を使う場合は、1.2~1.5倍が基本です。

炊飯器や鍋

炊飯器や鍋(土鍋、琺瑯、鋳物など)などで炊く場合は玄米の容積の1.5倍~1.8倍くらいが基本で、圧力鍋より少々多めです。浸水時間が特に長くなる場合は2倍くらいが美味しく炊けます。2号(2カップ)なら水3カップ~3.5カップです。

浸水時間

圧力鍋

圧力鍋を使う場合は、水の量が1.2倍程度なら最低2時間程度の浸水時間でOKです。1.5倍程度なら長い時間浸水させますが、8時間程度を超えない方が良いでしょう。圧力鍋を使うメリットは浸水時間短縮も一つです。

鍋や炊飯器

炊飯器や鍋を使う場合は、6時間~12時間程度浸水させます。なので夜に玄米を食べたいなら、朝かお昼には仕込んで置く必要があります。

※長く浸水させるため夏場は発酵してしまうので、冷蔵庫に入れるようにすると安心です。

炊く

分量1号につき塩を一つまみ入れて軽く混ぜます。塩を入れることで玄米特有の臭みを整え、甘みとミネラルのバランスをよくすることが期待できます。

圧力鍋

圧力鍋を使う場合は中火にかけ、圧がかかってきたのがわかったら弱火にし、30分~40分炊きます。火を消して5分~10分蒸らします。

鍋(土鍋、琺瑯、ステンレス)で炊く場合は、中火にかけて沸騰してきたら、弱火にして50分~60分炊きます。火を消して10分~15分蒸らします。

※鋳物などの鉄鍋で炊く場合は35分~45分程度と短めに炊くと失敗が少ないです。

炊飯器

炊飯器で炊く場合は玄米モードでスイッチオン。

混ぜる

白米と同様ですが、炊きあがっったらすぐにしゃもじで上下をひっくり返すように優しく混ぜます。余分な水分を飛ばしてつやを出すことができます。

これをせずに放置すると、表面の水分によってご飯がふやけて米粒同士がくっつき硬くなってしまいます。特に玄米は硬くなりやすく、美味しさが半減してしまので大切な工程です。

鍋で変わる炊きあがり

鍋によって炊きあがりの食感が変わります。好みですが参考程度に知っておくと季節ごとに気分で変化を楽しめます。いろいろな鍋で炊いてみて、好みをみつけて下さい。

炊飯器

玄米モードがある炊飯器はふっくらと炊き上げることができます。一番手軽で、年中問わず安定した炊きあがり。バランスよく仕上がります。

鍋(土鍋、琺瑯、鋳物など)

もっちりとさっくりの中間くらいで、ちょうどよい塩梅の炊きあがり。もちろんふっくら感もありつつ、おこげも楽しめます。暖かい季節に食べやすい食感です。お肉や魚などの料理を多く食べる人はこちらが好きかも。

圧力鍋

もっちり、ふっくらみずみずしい炊きあがり。冬場など寒い季節に食べたくなる食感です。菜食料理を好む人はこちらが好きかも。

ステンレス

鍋で炊くよりも、さっくり感が強めの食感。硬めであっさりとしています。ピラフなど具材を入れて炊くと相性がよく炊きあがりのバランスが良いです。軽めなので夏場におすすめ。

保存のポイント

白米よりも冷めても味が落ちないのが玄米の特徴でもありますが、保温で放置しておくと逆に臭いが発生して食べにくくなるので注意です。一日で食べきるならおひつなどが一番おいしく保てます。

ふんわりとラップで包んで冷蔵なら2日程度、冷凍なら1週間程度は美味しく食べられます。

失敗しても美味しく食べる方法

炊きあがりに失敗して、硬くなってしまったらサラダなどに散らしてライスサラダにするのがおすすめ。

また、スープ、リゾット、チャーハン、雑炊にすれば問題なく美味しく食べれます。長く冷凍していたものもこの調理で美味しく頂きましょう。

シンプルなおかずと相性抜群

玄米はシンプルなおかずと相性が抜群で美味しさを引き出してくれると思います。日本の伝統的な梅干しや佃煮、お漬物などなどです。

玄米と具だくさんのお味噌汁があれば、完全食と言えるほど満足感が得られるのも玄米を食べたくなるポイントです。