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ハーブ&スパイスのコーディアル(シロップ)づくりを愉しむ

ハーブコーディアル

ハーブを自家栽培していると作りたくなるハーブのコーディアル。

 

イギリスで定番のコーディアルと言えば、エルダーフラワーのコーディアルです。ほのかにマスカットのような風味で飲みやすくジュース感覚で楽しめます。

 

ミントやハイビスカスのコーディアルも飲みやすく、日常的に楽しみやすいものです。ハーブティーをジュース感覚で楽しめるシロップという感じなので、自家栽培でたくさんハーブやスパイスが収穫出来たらよく作っています。

 

作り方も簡単なので気軽に作ってハーブをどんどん活用できます。時々飲みたくなる清涼飲料水もコーディアルに変えれば、ちょっとだけ自分を甘やかしてもいいかと思えてきます。

 

 



コーディアルって何?

元はハーブなどのメディカルな植物をアルコールに抽出させた、滋養強壮作用のある飲料を主にコーディアルと呼んでいたようです。

 

いわゆるリキュールもコーディアルですが、近年は子供から大人まで楽しめるものとしてノンアルコールのものが主流となっています。

 

特にイギリスやオーストラリアなどのハーバル文化が浸透している文化圏ではハーブやフルーツをそのまま甘いシロップなどに漬け込んで濃縮させたドリンクのことを指すようになり、伝統的な飲み物として親しまれています。

 

古くは薬として飲まれていた歴史があるところから、コーディアルの語源はcordial(こころからの)という意味に由来するといいます。特に心臓に良いとされる植物をメインに抽出したドリンクは古い民間療法として存在していました。

 

心に染みわたるように植物を感じとりながらフィトケミカルの力を取り入れようとするメディカルな側面も強いコーディアルは、風邪の予防や、疲れた時などに多く飲まれていたようです。

 

夏バテにシソジュース、風邪の時のジンジャーはちみつレモンなど、日本の伝統的な暮らしにもあります。

植物の活用法方法は製法や名前こそ違えど、万国共通するものも多いと言えそうです。

 

 



作り方

500ml程度の容器に保存しやすい分量で、夏場によく作っているレモングラスのコーディアルを作っていきます。

 

材料

葉のみのフレッシュレモングラス80g~100g程度(ドライの場合は40g~50g程度の半分が目安)

 

水  500ml(蒸発やハーブに水分が吸収されることを考慮して100ml多めに)

 

きび砂糖 200g 量はお好みですが、150g~程度は入れないとコーディアルらしさが出ないです。

(はちみつやメイプルシロップでもOkですがひもちはしません。)

 

レモン一個分の果汁 大さじ4程度 (クエン酸でもOKですが、その際は小さじ1/2程度の分量から試すようにします。すっぱいので)

 

工程

①鍋に水を入れて沸騰させる。

 

②沸騰したら弱火にしてハーブを入れて3分程度煮出す。

 

③火を止めて、そのまま蓋をして5~7分蒸らして抽出。

 

④ハーブを取り出す。細かいハーブが残る場合は茶こしやざるなどを使って。

 

⑤砂糖を入れてよく溶かす。

 

⑥再び火にかけて3分程度煮たら、火を止める。

 

⑦粗熱が取れたらレモン果汁を加えてよく混ぜる。

 

⑧覚ましたら保存容器に入れ、冷蔵庫で保存。

 

 

基本の飲み方と保存

水やお湯、炭酸水などで5倍から10倍に薄めていただきます。

 

保存は冷蔵庫で。甘みを強くすれば長期保存に向きますが、そのあたりはお好みと状況に応じて。私は作ったら結構すぐに飲んでしまうので、甘みも基本を超えることはあまりなく、むしろ控えめに作ることが多いです。

 

長期保存用に作る場合は耐熱ガラスジャーなどに入れ、煮沸消毒と脱気を行います。開封したら冷蔵庫で。

 

参考エントリー

保存瓶いろいろ
保存食作りは日々の営みを豊かにします。それらを長く保存するためには、菌をできる限り排除し、できる限り空気に触れないようにすることが大切です。 ここでは、保存用ガラス瓶の殺菌消毒の方法と空気を抜く



いろんなハーブでコーディアルをつくりたくなります

定番のコーディアルはもちろん、好きなハーブを摘んでブレンドさせたもので作ってみるのも面白いです。なんでもありと言えば何でもありです。

 

エルダーフラワー

定番のコーディアルと言えます。イギリスなどでは道端にもエルダーフラワーが咲いているくらいなので、家庭でよく作られています。マスカットのような風味は飲みやすくジュース感覚でいけます。発汗作用や利尿作用を期待できると同時に、風邪予防にも飲まれているコーディアルです。

 

スペアミント

初夏から夏にかけて飲みたくなるミントのコーディアルです。甘い香りと清涼感が炭酸水とよく合います。すっきりとした味わいで爽快感も感じられる飲み口です。リフレッシュしたいとき、集中力を高めたいとき、暑さでバテているときに身体を冷却してくれます。

 

エキナセア

抗菌作用が高く、風邪予防に重宝するエキナセアのコーディアルです。少々メディカルな側面を意識したコーディアルですが、のどの不快感なども緩和してくれるし、風邪の初期ののどの痛みにも効果的です。

 

ハイビスカス

美容を意識したコーディアルです。美肌作用を期待できるハイビスカスをジュース感覚でいただきましょう。色合いも綺麗でなので、自家栽培にも挑戦してたくさん作りたくなるコーディアルです。

 

ラベンダー

フローラルな香りと甘みが病みつきになるコーディアルです。リラックス効果の高いラベンダーを気軽に楽しめます。

 

ジンジャー

ジンジャーエールとしても楽しめるジンジャーシロップもコーディアルの一つ。ブラックペッパーなどを入れて作ってみるとスパイシーなジンジャーエールも楽しめますし、お湯割りで風邪予防にも。冬の時期の冷え性対策に。

 

シソ

夏の強い味方のシソジュースもコーディアルです。食中毒予防、疲労回復、強壮として大活躍の美味しいコーディアルですよね。

 

ブレンドハーブ

他にも、レモンバームとミントをブレンドしたり、マジョラムとレモングラスをブレンドしたり。くせのあるハーブなら、柑橘系のハーブや果物とブレンドすると飲みやすいコーディアルが作れるのはハーブティーと一緒です♪その時あるハーブでどんどん試せます。

 



コーディアルの楽しみ方いろいろ

炭酸水or冷水で割って

日常的に飲むなら一番定番の飲み方と言えそう。ジュース感覚でごくごくいけます。

 

お湯割りで

寒い時期や風邪の時、身体が冷えているときはお湯割りでいただきます。エキナセアなどのコーディアルなら相乗効果が発揮されます。

 

コーヒーや紅茶の甘味料として

コーヒーや紅茶に少量入れて楽しみます。フローラル系のコーディアルだと風味が変わって複雑な味わいが楽しめます。

 

ちょっと煮詰めてかき氷のシロップやヨーグルトに混ぜて

ちょっと煮詰めるととろみが強まるので、そのままかき氷にかけたり、ヨーグルトに混ぜても楽しめます。はちみつやメープルシロップを使ったコーディアルならパンケーキなどにも使いやすい。

 

お菓子作りに

ゼリーを作ったり、お菓子作りの甘味料として生地に混ぜ込んだりして使えばさらに楽しみの幅は広がります。

 



フィトケミカルを美味しく享受

元々はメディカルな側面が強いハーブコーディアルも、今では身近な存在としてカジュアルに楽しめる存在です。

 

ハーブの自家栽培にも挑戦していると、たくさん育ってくれて嬉しいけれど使いきれないまま季節が去ってしまうことがあります。また、ハーブは香りに癖の強いものも多いのでコーディアルにすれば、楽しみ方が広がるのも嬉しいポイントです。

 

フィトケミカルの力が期待できる植物のハーブたちだからこそ、積極的に活用していると心身が調整されていきます。

 

コーディアルづくりを暮らしに加えておけば、思いついたときにどんどんハーブ活用のひとつとして愉しめると同時に、健康維持にもつながりますね。