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ハーブは害虫がつきにくい植物に分類されますが、油断すれば当然のように病害虫はやってきます。
病害虫と言っても様々で、特に無農薬で栽培する場合はある程度、開き直りも必要です。そう、来るときは来るという。
でも、日頃からできる基本的な対策はあります。収穫期を逃さないことも大切なことです。
全く虫がつかないということはほとんど考えられませんが、ついてから対策するのではなく、予防するという意識が病害虫対策の基本です。
また、ラベンダーやローズマリー、マリーゴルドなどは病害虫がめったにつかないと同時に周囲のハーブに対しても忌避効果を狙う事ができます。
肥料を与えすぎると返って病害虫を引き寄せてしまうので最小限に抑えます。特に窒素肥料(油かす)はアブラムシを呼び寄せやすいので気をつけましょう。
肥料が多すぎると根の成長が鈍ったり、代謝しきれずに株が弱ります。株が弱ると虫や病気が起きやすくなります。
肥えすぎると病気になりやすいのは私達人間と同じです。
日頃からよく観察し、虫を見つけたらすぐに捕殺したり洗い流したり、早期発見が大切です。 花がらや枯れ葉を見つけたら、そのままにせずに取り除くことを心がけます。
特に新芽や葉の裏側は入念にチェックします。
ヨトウムシなどは見逃すと一夜にして丸坊主にされることもあるので、見つけたら割り箸などですぐに捕獲します。
病害虫が起きやすい梅雨や夏は蒸れ防止を兼ねて剪定作業を行うことも大切です。虫がつく前に収穫して利用するのも害虫対策のひとつ。
「ハーブの剪定作業」のページも合わせて確認してください。
ついてしまった場合は大胆に刈り取って側枝や新芽から再び成長するのを期待するのも一つの方法です。
風通しの良い場所で栽培することを心がけ、水の与えすぎによる加湿にも気をつけます。
土壌の中の有益な微生物が活性化していると、病害虫に対する抵抗力が高まります。
活性化させるために、微生物肥料を施すのも効果的です。お米の研ぎ汁なども微生物を活性化させてくれる手軽で身近な存在です。
また、定期的に葉の裏や表面に葉水をして、害虫(ハダニ類)がつきにくくすることも大切です。
忌避効果を狙って、自然素材のニームオイルや、木酢液を利用するのもベストです。これらは有益な微生物活性効果も期待できます。
また、有益な微生物が土壌に豊富に活性化している状態は虫や病気の予防になり、健全な生長を促してくれるので、微生物を活性化させてくれる微生物肥料なども有効です。
※当サイトでは無農薬での栽培を基本スタンスとしてリサーチしていますので、化学農薬などの情報は記載していません。
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